いつもご覧頂きありがとうございます、ラスタイルです。
今週は20足以上濃い内容の掲載のため、半分近くをライブ配信にてご紹介をさせていただきました。
その中から明日動画でも一足ジョンロブから、チャペルのネイビースエードも3/16(火)19時より公開予定となっています。
在庫のある広島店はもちろん、30(土)、31(日)青山店も営業いたしますので、関東圏にお住いの方はぜひ現物でのご試着もこちらで可能となっております。
青山店試着ご希望の方はこちらのラスタイル青山店 商品試着予約フォームよりご予約下さいませ。
]]>いつもご覧頂きありがとうございます、ラスタイルです。
今週の白眉は、オールデンからレアカラーのチャッカブーツ、13132をご紹介します。
オールデンのチャッカブーツといえば、2アイレットとシンプルな見た目でロングセラーの定番アイテム。
特に面積の広いヴァンプはコードバンを大きく1枚贅沢に使用されており、特有のうねるような履き皺を一番体感しやすい型となります。
木型もバリーラストと、普遍的なシルエットとオールデンでも採用率の最も高い木型になっています。
他木型への履き比べでも基準にもなりやすく、当店でもサイズの指標としてバリーラストを用いています。
さて、今回の13132は希少素材といわれるレアカラーの一つ、シガーコードバンを採用されたお品物。
オールデンで基本的に使用されるバーガンディとブラックのコードバンが生産の8割から9割程を占める中でレアカラーコードバンを使用するのはほんの一握りです。
アメリカのタンナー、ホーウィン社の手掛けるシェルコードバンは靴を始め、革を手掛ける全世界のメーカーから愛されています。
シガーカラー緑と茶が混じったような色が一般的です。緑みの強いものや茶が強いもの等個体差のばらつきはありますが、ここ5年程でリリースされた品物の展開では、緑味が強い個体が多いように思います。
こちらはほんのりと若干の緑味がありながらも、茶色感がしっかりとのこるような風合いの個体です。
先述した通りチャッカモデルは広い面積で革の表情を楽しめるため、よりレアカラーの満足感は他モデルより感じられるかもしれません。
今回革靴でプレミアの値段がつくものはそうそうないですが、デザインにもよりますがオールデンのレアカラーモデルは例外です。
未使用のものになると中々履きおろしのタイミングも、と躊躇する方も多いかもしれませんが、今回は程よく使用されており、履きおろしやすい状態とお値段かとおもいます。
レアカラーアイテムでも特に小さめのサイズは市場でもあまり見かけません。実用的な小さめのレアカラーモデル ご興味のある方はお早めにご検討下さいませ!
他にも今週は、オールデンから定番カラーのバーガンディコードバン1339や、ヴァーシュからオーダーのフルブローグ。ジョンロブではバイリクエスト品のブラックスエードロペスなど計15足を掲載予定です。
在庫のある広島店はもちろん、今月20日から月末にかけて青山店も営業いたしますので、関東圏にお住いの方はぜひ現物でのご試着もこちらで可能となっております。
青山店試着ご希望の方はこちらのラスタイル青山店 商品試着予約フォームよりご予約下さいませ。
]]>なお、青山店は広島店のように常時営業しているわけではなく完全予約制で不定休の営業しております。
直近の営業は[2024年3/20(水)〜31(日) 各日12〜19時 ※26〜29日は休業]までとなっております。
在庫は広島店に全てあるため、店舗間移動の都合上今月ご試着希望の場合、希望日の3日前までにお問い合わせ下さいませ。
青山店の場所やお問い合わせ方法は下記に概要を明記しております。
より身近に便利にご利用頂けるよう、これからもサービスを充実するよう進んでまいります。
▼青山店でのご試着の予約
こちらのラスタイル青山店 商品試着予約フォームよりご予約下さい。
※お一人様2点までとなります。
※直近のオープンデイは2024年3/20(水)〜31(日) 各日12〜19時 ※26〜29日は休業となります。店舗間移動の都合上希望日の3日前までにお問い合わせ下さいませ。
以降は次回のオープンデイ告知までお待ち下さい。
▼店舗情報
青山店
東京都港区南青山6丁目15-13 南青山レジデンス401号室
完全予約制 不定休
電話 03-6636-4370
広島店
広島県広島市西区草津新町2-13-16
12:00〜19:00 火曜定休
電話 082-942-3789
いつもご覧頂きありがとうございます、ラスタイルです。
今週の白眉は、トリッカーズの代表作であるカントリーブーツ「M2508 ストウ/モールトン」よりオレンジ、ネイビー、バーガンディ、ブラックとコードバン4足ご紹介です。
元は足を保護する防具として長年愛される今回のカントリーブーツは、穴飾りの大きめなウイングチップのデザインに分厚いソール、そしてストームウェルト付きの張り出したコバなどひと目でトリッカーズのアイテムである事がわかります。
定番のエイコーンやマロンなどのカーフも撥水性が比較的ある顔料ベースでしっかり履き込んでいくと傷や汚れも含めて味として楽しめます。
よりエイジングを早く楽しみたい方や、ひと味違った特別感を体感頂くには今回のコードバンを用いたモデルもおすすめです。
銀面、肉面が重なっているカーフとは異なり、コードバンは基本的に一層となっている為、意外と寝かしつけなど傷の対処もしやすくなっています。
雨天で正直なところ推奨はしませんが、強度自体はしっかりとあるため、履き込んでいけるアイテムです。
トリッカーズはオールデンでの採用をはじめとするアメリカのホーウィン社のものを使用しているモデルも存在しますが、今回はイタリアトスカーナ地方の、コミペル社製コードバンが用いられているかと思われます。
ブラックやバーガンディはオールデンでも広く認知されている定番色。どちらもデニムやミリタリーパンツといったラギットな服装でも様になる色です。
ネイビーコードバンは一見ブラックではないかと思うほど黒々しい印象です。先述のブラックカラーと比較してもごく僅かに青みがある程度となっています。これから無色のクリームでケアしていくと青みが出てくる色抜けがするかもしれません。
そして明瞭な色彩のコードバンを得意とするコミペル社の特性が一番引き出されているのは、やはり珍しいオレンジコードバンかと思われます。
ホーウィン社のラベロやウイスキー、マホガニーなどともまた違った色味で、春夏にも爽やかに足取りに取り入れたくなるお色となっております。
カーフもそうですがコードバンも年々希少性が増し、素材のプライスも高くなってきています。
クセのあまりついていないこのあたりのコンディションで価格も手が出しやすいかと思いますので、初めてのコードバンシューズにもおすすめです。
概ね使用回数は少ないですが、ネイビーは他3足より若干使用回数が多いため、ABランクとしています。
リフトが交換時期のため据え置き価格にしています。ただ内部も中底の沈み込みや他個所の使用感はありません。
トリッカーズをお持ちになった方ならご存知可と思いますが、履き始めリフトは他メーカより早期に削れる傾向にあるので、リフト交換代分と少しお値段抑えているといった次第です。
今回全てサイズUK7.5とゴールデンサイズとなっています。気に入ったカラーがあれば是非お早めにご検討下さいませ!
その他今週はジョンロブからモデルとしては廃盤となったガルニエ2やウォーウィック、色味の珍しいピューターミュージアムカーフのチャペル。
クロケット&ジョーンズからBEAMS別注のタッセルローファーチェスターやコインローファーのメイン、J.M.ウエストンから気軽に履けるルモックなど計16足を掲載予定です。
中古革靴業界初の試みとなる、youtube動画説明を付けております。
接客されている気分で高画質画像と革靴接客動画をご覧いただきながらご検討いただければ幸いです。
誠に勝手ながら、以下の期間を休業とさせていただきます。
ご不便をお掛け致しますが、何卒ご理解のほどお願い申し上げます。
【休業期間】
3/4(月)〜3/7(木) 4日間
以降は通常営業(営業時間12〜19時、火曜定休)
【オンライン販売について】
オンライン販売商品につきましては3/3(日)正午までにご注文・ご入金/決済頂けましたら当日中に発送致します。
以降のご注文・ご入金/決済の場合配送は3/8(金)以降となりますので予めご了承下さいませ。
【宅配買取について】
LINE・メールでの下見積もりは常時受け付けています。
お見積りのお品をご配送頂く際、3/3(日)の営業時間内に届かない場合、配送日時は3/8(金)以降の日付指定でお願い致します。
なおご成約のお返事が3/3(日)営業時間内までにいただけない場合は、3/8(金)以降のお振込みとなる可能性がありますので予めご了承くださいませ。
その他のお問い合わせに関しましては、基本的に3/8(金)以降順次対応させていただきます。
ご迷惑おかけ致しますが、何卒よろしくお願い致します。
今週の白眉は、トップメゾンのベルルッティからひと味変わったモデルのご紹介。
ベルルッティには数多くのコレクションがある中で、カジュアルに振ったものも存在します。
今回ご紹介するウルティマコレクションは、「最高」や「究極」という意味を持ちますが、当時このコレクションを提唱する4代目当主オルガ氏が提唱した、多様化する紳士靴の中でチャレンジ精神を忘れないというスポーツコレクション。
当店でもこれまでベルルッティをブログでも取り上げてきましたが、比較的デムジュールやクラブなどドレス度が高いモノのご紹介が多かったと思いますがカジュアルなラインも実は要注目。
まず底面から注目すると厚手のラバーソールが採用。底のパターンはロールスロイスリムジンのアンティークタイヤのタイヤ跡をモチーフにオルガ氏がデッサンをし生み出されたもの。
この点は以前ご紹介した、雪上の上の狼の足跡をイメージしてソールが作られたデュルーとアイデア通じています。
ただ見た目だけというわけではなく、このソールとレザーのフルソックによって硬すぎず軟らかすぎない適度なクッション性も生まれ実用性の高さも伺えます。
アッパー周りのデザインに注目すると一番目を引くのが、思い切ったストンと落とされたようなスクエアトウの絶壁具合。
スクエアトウであれば、ほかブランドでは一般的になだらかに角度をつけながら落とすことが多い中この切り落としたかのような潔さ。そのためトウノーズも比較的短く案外ざっくりジーパンで合わせてみても様になります。
アッパーはベルルッティらしくベネチアレザーを採用し個々人で色合いも楽しめる仕様とぬかりはありません。
ドレスのコレクションに比べ落ち着いた値段であることや、優しめな履き心地のため、気軽にベルルッティの世界を味わえるかとお思います。
サイズもUK7ほどのサイズとお求めの方も多いと思います。気になることがあればお気軽にお問い合わせいただければと思います。
他にも今週はベルルッティのからこちらも履きやすいスポーツタイプのコインローファーや、ジョンロブの比較的最近にリリースされたプレステージモデルのストックリーやスワイヤー。
オールデンからシガーカラーやキッドスキンのブーツなど14足掲載予定です。
なお楽しみにしていただいている方には、申し訳ありませんが、業務の多忙などが重なり今週も動画の方はお休みとさせていただきました。
来週からは復帰しようと思いますので、何卒よろしくお願い申し上げます。
]]>【開催期間】
2024年2/14(水)〜2/21(水)
各日10:30〜19:30
【開催場所】
広島三越 5F 特設コーナー
広島県広島市中区胡町5−1
※エスカレーターで5階に上ってすぐの場所となります。
広島三越 公式HP
革靴好き必見!<LASTYLE/ラスタイル>POP UP STORE
今回100足以上ご用意のうち、30足以上が店頭、オンライン含め初公開のお品物。
その他定番モデルやお求めやすいお品、レディースモデルまで開催期間ご用意しています。
本日Youtube、インスタグラムにて一部商品紹介のライブ配信も致しますので、ぜひご覧いただければ幸いです。
YouTubeは後日ご覧頂けるようアーカイブも残します。
[YouTube]
ライブ中のコメントも是非お気軽に下さいませ!
尚、開催期間中も広島市西区にある広島店店頭は通常営業しています。(定休日2/20火を除く)
それでは皆様のご来場楽しみにお待ちしております。
]]>アルニスのプレーントゥシューズなど入荷しました。先行で動画公開中です!
いつもご覧頂きありがとうございます、ラスタイルです。今週の白眉は、昨今古着界隈でも話題にあがるアルニスから服、ではなく非常に珍しいイタリーメイドのドレスシューズをご紹介。
アルニスといえば先述の通り、ヨーロッパ古着として現在非常に注目度が高まっているブランド。
特段、建築家のコルビジェがオーダーして誕生した持ち出し付きのスタンドカラージャケット、「フォレスティエール」はマスターピースの一つです。
アルニス創業は1933年。ロシアから亡命してきたジャンケル・グランベールによってパリ左岸のセーブル通りにてその歴史がスタートしました。
パリのセーヌ河を挟んで右岸側はエリゼ宮を始めとしたエリートビジネスマン等が多い官僚的な傾向に対し、左岸はカルチェ・ラタンが代表されるように芸術家を始め新しい文化の風を感じる前衛的な雰囲気。
アルニスもその左岸の空気感とマッチするように高い技術の縫製はもちろん、こだわり抜いた高級素材を贅沢に使いながら遊び心のあるデザイン性へと昇華し数多くの著名な文化人から愛されました。
そのことからも「右岸のエルメス、左岸のアルニス」と謳われるように、エルメスと並びフランスを代表するブランドの地位を築きました。
発色のよい独特の色使いのコレクションも多く、これは創業者のジャンケル・グランベールの妻が日本人であり着物の配色からも影響を受けていると言われています。
独自のオーラを放つアルニスは19世紀から20世紀初頭の包括的なヨーロッパ文化の融合を感じるハイカルチャーファッションのブランドではないでしょうか。
さてそんなアルニスですが現在はLVMHに買収され、同じ傘下となるベルルッティのウェアを担当する位置づけとして、オ―ダ―メイド部門を残すのみとなっています。そのため現在ブランドは事実上消滅しております。
実は過去にアルニスには他シューメーカーにOEMを依頼した革靴も存在しています。多くは同じフランスブランドであるコルテやオーベルシー製といったものがあります。
対してこちらはイタリアンメイド。これが大変珍しく私達も初めて拝見したほどです。
全体のクオリティも非常に高く、ハンドソーンウェルテッド製法によって作られています。
作りや質感など拝見する限り、恐らくイタリアのメーカーかな?というのは目星はついていますが、確証はないので皆様のご想像におまかせします。
全体のデザインとして思うのは内羽根プレーントゥには珍しく、ライトブラウングレインレザー(厳密に言えばシュリンクレザー)が用いられていること。
質感もこの手の革であれば大振りな履き皺になりやすい所、細やかな履き皺であったりと吊り込みの良さ、質感の高さが伺えます。
しかしながら広めに張りだしたコバによって、しっかりとカントリーな雰囲気を醸しています。
エレガンスさとカジュアルさが調和しているのがアルニスの真骨頂ですが、内羽根プレーントゥというシンプルなコンサバシューズをシボ革とコバの仕様によってカジュアルな一足に落とし込んでいます。
エスプリを感じる希少なアルニス名義の一足。ご興味がある方はお早めにご検討下さいませ!
他にも今週はビスポークメーカーとして名高いギルドオブクラフツの既成モデルのブラッキー 、人気のパラブーツから他モデルより流通が少ないながらも人気のマネージ。定番どころではJ.M.ウエストンのゴルフなど11足を掲載予定です。
中古革靴業界初の試みとなる、youtube動画説明を付けております。
接客されている気分で高画質画像と革靴接客動画をご覧いただきながらご検討いただければ幸いです。
今週の白眉は、フランス靴として高い人気を誇る、J.M.ウエストンより代表作、定番モデルとして挙げられるゴルフが入荷しています。
ただしこの度のモデルはスペシャルオーダー品。オーダー内容としては現行では稀にしかリリースされなくなったロシアンカーフのタンカラーがあしらわれています。一見それだけ、のように見える内容ですがなんと内側を除くと袋ベロ!
ウエストンであれば最高峰のクラスとして君臨するハントダービーやトリッカーズの主要モデル、人気となったジョセフチーニーケンゴンなど雨よけとして見受けられる仕様です
油分な多めなロシアンカーフに定番のラバーソール。そして袋タンというより全天候型なまとまった素晴らしい構成かとおもいます。
また、革が重なる分の副次的な効果として、タンパッドの役割も果たします。
ブログ執筆している私は甲があまりない私はゴルフに純正別売りのキルトを装着してタンパッド代わりとしていますが、この袋ベロ仕様なら甲に抑えが効くため、非常に有効でオーダーだと感服した限り...。
またスペシャルオーダー品を何度か取り扱ってきて思うのは、通常の既成展開より吊り込みや革の選定はより明らかに厳密にしています。ヒールカップも販売ページの写真を御覧いただければ、と思いますが絞り込みもより立体的。
ロシアンカーフも普段であればもう少しマット感がありますが、ボックスカーフカーフのように見えるほどのツヤ感もある個体となっています。
サイズも6.5Eと一般的なUK7あたり該当のためまさにお探しの方は非常に多いサイズ帯かと思います。
正直これだけのクオリティと希少なないようなためお値段は安くありませんが、来月大幅な値上げも見込まれているJ.M.ウエストンのスペシャルモデルですので早く入手するに越したことはないかと思います。
是非サイズの合う方はお早めにご検討下さいませ。
他にも今週はエドワードグリーンからカドガンの小さめサイズやドーバーのデラプレ素材。チャーチのシャノンやディプロマット、オールデンの664や99162など定番のお品物12足を掲載予定です。
今週はありがたいことに多忙を極めたため動画はお休みとさせていただきますが、定休日明けの31日(水)以降であればお問い合わせなどもお気軽にして頂ければと思います。
]]>旧チャーチのチェットウィンドデッドストックなど入荷しました。先行で動画公開中です!
いつもご覧頂きありがとうございます、ラスタイルです。今週の白眉は、質実剛健の英国靴ブランドとして名高いチャーチより、プラダ傘下入り前にあたる2000年代以前のチャーチ、所謂「旧チャーチ(オールドチャーチ)」をご紹介。
今回は室外での使用がない未使用、デッドストックにあたる扱いのお品物です!
現在ではプラダの経営方針からか、大幅な価格改定を毎年のように行っておりますが、この年代はむしろ普段から履いていく実用靴としての位置づけ。
このころはライニングもレザーではなく、はじめから足あたりの良いキャンバスライニングとなっています。
今回ご紹介するモデル、チェットウィンドは40年代には既にリリースされていたものといわれ、現在でも定番モデルとして製造され続けています。
木型は73ラストが採用されています。1873年の創業年から名付けられた事からも、チャーチからしても特別なラストである事が分かります。
現在の主力173と交代する形で前線を去った73ラストですが、旧チャーチ時代を代表する名作木型として、限定復刻するイベントでは毎回話題になるほど根強い人気を誇ります。
やや角を感じる程度のソフトセミスクエアトウに短いノーズのシルエットがトラッドな雰囲気を感じさせます。
また今回より特徴的なポイントとして幅を表す表記、つまりはウィズがH表記となっています。
日本ではFウィズを基準として展開しているチャーチは市場でもFウィズが大半を占めます。
次いでGウィズ等があがりますが、更に幅の広いHウィズの旧チャーチは中々見かけません。見かけるとしても反対に幅の細いEやDのほうがまだ稀に出てくる印象です。
ふくよかなHウィズの73ラストは東欧靴のような独特の雰囲気も感じ取れます。
ただし心配なのがやはり踵の具合。通常踵周りも広めとなり踵抜けしやすくなる場合あるますが、こちらは踵の細さはFとほとんど変わらない履き心地となっております。
通常UK7あたりで踵が細身のスタッフでも、踵抜けの心配はなく中底も土踏まずにかけてやや隆起している分、しっかりとしたホールド感がありながらも、指先にゆとりがある快適なサイズ感覚です。
UK6.5あたりを着用するスタッフでも、やや厚めの靴下なら抜け感なく着用できる程度です。
そのため概ね現行チャーチ173ラスト、81ラストなどで70F(7F)を着用であれば問題なく履いて頂けるかと思います。
大きくラウンドしたふくよかなフォルムは好きな方は多いかと思います。アッパーも2足実に程よくツヤ感のあるセミビンテージらしい質感。。
ご興味がある方は是非ご検討下さいませ!
明日公開の動画ではこちらも英国を代表する人気シューメーカー、クロケット&ジョーンズよりオードリーのコードバン仕様をご紹介。
クロケット&ジョーンズの数あるコレクションの中でも、代表モデルの一つとして挙げられるのがオードリー。
長い歴史から200を超えるラストを保有し、最も木型があるシューメーカーとされるクロケット&ジョーンズですがオードリーは337ラストが用いられています。
先週の動画でもご紹介させて頂きました、クロケット&ジョーンズ パリ支店のビスポーク職人であるディミトリー・ゴメス氏が監修し、オードリーを始めとした上級コレクションのハンドグレードライン専用の337ラストが作られました。
やや長めのノーズかつセミスクエアのトゥが華やかなエスプリを感じさせる名作となっています。
通常のオードリーではカーフが採用されていますが、こちらはアッパーにシェルコードバンを使用したもの。
カーフでは表現が難しい、濡れたような艶感と大きく畝るシワが特徴のコードバンはカジュアルなデザインに用いられる事が圧倒的に多いですが、ドッレシーさが際立つストレートチップとも相性が良いように思います。
同ブランドの人気コインローファーのボストンやハーバードにもコードバンを採用したものも展開されていますが、コードバン仕様のオードリーは非常に珍しいかと思います。
コードバンの製造元は、オールデンへの供給でも知られるアメリカのホーウィン社。ホーウィン社のシェルコードバンは値段の高騰が著しく、クロケット&ジョーンズやオールデンのコードバンモデルの値上がりにも大きく反映されています。
今回は使用状態もABランクとそれなりの使用感ということも考慮し、U5万円でご提供しております。
冠婚葬祭を始めとした厳かなシーンで履くストレートチップは他と差別化が図りにくかと思いますが、その中で人とかぶらない拘りのある方にはこちらのコードバンを用いたストレートチップもオススメです。
ゴールデンサイズの珍しい一足、こちらもご興味のある方はお早めにご検討下さいませ。
他にも今週はジョンロブから、スリッポンタイプのエドワードや定番のウィリアム、クロケット&ジョーンズから鮮やかなブラウンカラーのウエストフィールド。シェットランドフォックスからスキンステッチが施されたケンジントン2など計14足を掲載予定です。
中古革靴業界初の試みとなる、youtube動画説明を付けております。
接客されている気分で高画質画像と革靴接客動画をご覧いただきながらご検討いただければ幸いです。
ディミトリーゴメスのビスポークシューズなど入荷しました。先行で動画公開中です!
いつもご覧頂きありがとうございます、ラスタイルです。今週の白眉は、オンライン出品では初の取り扱いとなるディミトリーゴメス。
聞き馴染みがない方が多いとは思いますが、英国靴として日本でも人気の高いクロケット&ジョーンズのビスポーク部門という位置づけになります。
歴史をたどると1998年にフランスパリにクロケット&ジョーンズの旗艦店を出しますが、店舗の中にビスポークの工房を作り外部から腕利きの職人を招き入れます。それがディミトリーゴメス氏です。
ハンドグレードラインの代表作、オードリーにも使用される337ラストの開発の監修を行ったディミトリーゴメス氏は、パリ店の一区画にて現在も腕を振るっています。
こちらのデザインは完全に2ピースで作られた潔いプレーントゥシューズになります。
過去のアーカイブを見るにシームレスのホールカットも制作されていましたが、こちらも2つのパーツで作られたシームレスヒールのアイテムです。
レザーはデュプイやアノネイ等から厳選した素材を使用していますが、こちらも一般的なグレードよりやはり頭一つ抜きん出た光沢感を湛えています。
ハンドグレードラインにも使用されるベビーカーフも個体によってはかなりの艶を感じますが、こちらはより繊細であるながらも厚みがあります。
肉厚でいてハリのある靭やかさは上品な雰囲気だけでなく、長年使用していける安心感があります。
木型はいかにもビスポークシューズ、といった具合で一の甲、二の甲は低く抑え羽根の部分はしっかりと立ち上がってアールを描く羽根が美しいプロポーションです。
正面からみても履き口はアウトラインにひねりを効かせ、足にフィットする形状です。
真上から見るとほとんど隠れてしまうほどソールのコバはせめています。
そのコバですがフラットは平行ではなく、外にむけて斜めに落ちる仕様となっており、矢筈仕上げ同様、よりソールをより薄く見せるような意図がうかがえます。
数多くのシューメイキングの工程は勿論、木製シューツリーの削り出しもディミトリーゴメス氏が手掛けています。
無論こちらも靴の形状にぴったりと沿った専用シューツリーとなっています。
基本的にはクロケット&ジョーンズのパリ店でのみオーダーが可能なディミトリゴメスの靴は当然日本での流通は極限られています。エスプリも感じる希少なビスポークドレスシューズ。
ご興味のある方は実店舗での試着も含め是非ご検討下さいませ。
サイズ表記はありませんが、細身な作りで一般的なUKサイズのところで、〜6D相当といった具合かと思います。
サイズ感に不安のあるお品物かと思いますので、合いそうだなと思う方は在庫のあります広島店はもちろん、青山もこちらのラスタイル青山店 商品試着予約フォームよりお取り寄せもご検討頂ければと思います。
明日公開の動画では、ジョンロブの1997年イヤーモデルをご紹介しています。
イヤーモデルはジョンロブが1996年よりサンクリスピンデーに因んで毎年、数百足限定で出しているアニバーサリーコレクションです。
サンクリスピンデーは革職人の守護聖人である双子のサンクリスピンの命日とされる10月25日を祝福する日となっています。
こちらは2作品目の1997年のモデルとなります。アウトソールにはそれぞれシリアルナンバーが刻印されており、特別感があります。
近年イヤーモデルはドレッシーなモデルが多い中で、こちらはどっしりとしたカントリー調のモデルとなっています。
現在はイヤーモデルの専用ラストが使用される事が主流となっていますが、こちらは当時の主力である8695ラストが採用されており、クラシカルな英国靴の丸みを感じる8695ラストは現在でも根強い人気を誇る名作ラストです。
アッパーにもシボ感の強いバッファローレザーを使用しています。ダブルモンクのウィリアムやコインローファーのロペス等にも採用されるバッファローですが、特にワイルドなテクスチャ−のものが使用されています。
また、重厚感を感じるダブルレザーソールの仕様であり、Vフロントよりも丸みのある羽根の角度のあたりは特徴的な雰囲気を作っています。全体的な仕様として纏まりのある内容かと思います。
25年以上前のもうすぐ正式にヴィンテージとしても扱いとなるお品物で使用は1回以下という極上のコンディションとなっております。
サイズの合いそうな方は是非前向きにご検討下さいませ!
他にも今週は、オールデンから人気定番の54321の未使用品や流通量の少ないフォルメのプレーントゥ、ジョンロブからフィリップ2のミュージアムカーフゴールデンサイズ。パラブーツからドレスラインのシャンボード最小サイズなど充実のラインナップ15足を掲載予定です。
また、今週末1/19〜26は青山店営業期間となります。
青山店試着ご希望の方はこちらのラスタイル青山店 商品試着予約フォームよりご予約下さいませ。
]]>ジョンロブパリのビスポーククロコローファーなど入荷しました。先行で動画公開中です!
いつもご覧頂きありがとうございます、ラスタイルです。今週の白眉は、定価で言えばおそらく最高値とも言えるスペシャルなお品物。ジョンロプパリのクロコ素材を用いたローファーになります。
現在ではレディメイド(既製品)のモデルにより本格革靴を愛用する方々にとって世界中にも認知されているジョンロブですがレディメイドの展開は1982年とそう早くはなく、それまではビスポークメーカーとして長年名を馳せていました。
転換があったのは1976年からエルメスの傘下となったところにあります。
現在ジョンロブといえばこのジョンロブパリを指し、本家はジョンロブ ロンドンはロンドンロブと呼ばれ区別されています。
今回はジョンロブパリのビスポークシューズになります。
現在、ジョンロブパリは靴の聖地イギリスノーザンプトンにある工房にて既成靴を制作していますが、ビスポークシューズに関してはパリのアトリエにて作られています。話が少しややこしいですが、つまりはロブ名義で唯一のメイドインフランス。
内容は既成モデルとは大きく異なり、インソックのブランド表記も筆記体にてしっかりとスタンプされています。
こちらは希少なワニ革を用いたコインローファーとなっており、班も大ぶりの部位が採用されている事から迫力のある雰囲気となっております。
モカやサドルからも分かるようにしっかりと厚みのあるレザーが用いられています。ステッチも言わずもがなの細やかさで、硬く凹凸のあるワニ革に対し均一的に針が打たれています。
カウンター芯も硬く、履き口を覆う程の長い物が使用されています。
また、ビスポークには専用のシューツリーが付属しますがこちらにも勿論ついております。
蝶番のタイプで硬い木材をかなり削り込んで最低限の薄さにまで内部を空洞に掘られています。
塗装も薄く施されている為、履き終わった後の靴の形の補正と優れた除湿性を発揮する事と思います。
シューツリーの甲も見るからに低くなっている事から、こちらを作られたオーナー様はかなり薄い足型だった事が伺えます。
エドワードグリーンの細身のラスト82でもサイズ7Dよりもオーダーにて存在するCウィズ相当といった具合でしょうか。
UK6あたりを比較的を多く履く方でも、捨て寸は長めにはなりますが、サドル箇所がしっかり押さえつけられ適合するようなサイズ感となります。
既成モデルではないこの細身のシャープな雰囲気は特別感もより一層引か立ててているかと思います。
金額としてはイヤーモデルに匹敵する価格となりますが、定価としては300万をゆうに超えるお品となっています。
やはりサイズ感に不安のあるお品物かと思いますので、合いそうだなと思う方は在庫のあります広島店はもちろん、青山もこちらのラスタイル青山店 商品試着予約フォームよりお取り寄せ可能ですのでご検討頂ければと思います。
明日公開の動画ではJ.M.ウエストンの404をご紹介。
J.M.ウエストンといえばアイコンモデルのの180や641ゴルフ、ハントダービーなど名作揃いですがカジュアルな物が代表作として残る印象にあります。
今回こちらはクラリッジと名付けられた一枚革で作られるホールカットシューズになります。
履き口から羽根にかけてパイピングが覆いますが、シンプルなデザインではこれだけでもちょっとしたアクセントになっています。
パイピング部分は特に細かな間隔で縫われています。まるで熟練のテーラーのピックステッチのようなよく見ると分かる凹凸が玄人感を漂わせています。
踏まず部分のコバは矢筈仕上げのように角が取られていたり、アウトラインもボールジョイントから踏まずあたりにかけてなだらかに細くなっている事が分かります。
ビスポークシューズのようにドレッシーな印象を際立たせるコバの部分にも拘りを感じます。
木型は「L6」というあまり聞き馴染みのないラストナンバーで、セミスクエアのソフトチゼルトゥの木型です。
モダンな印象ですがノーズの長さは程よく、バランスは整っているように思います。
同じく今週掲載予定となる、ベルルッティのアレッサンドロもブランドを代表する人気のホールカットシューズとなりますが、こちらはアイレット数は3つに対し、こちらは7アイレット。
アイレットが多い分、格調高さとクラシックな雰囲気がより感じられるかと思います。
サイズも概ね一般的なUK6.5E〜Dといった具合ですので比較的お求めの方も多いサイズかもしれません。
今週はその他クロケット&ジョーンズから床面をバケッタ仕上げたような素材感のモンタギュー、ガジアーノ&ガーリングのダイヤモンドキャップ、ベルルッティのカーシヴガレのスリッポンタイプなど遊び心あるモデルも含め10点掲載予定です。
また、来週末1/19〜26は青山店営業期間となります。
青山店試着ご希望の方はこちらのラスタイル青山店 商品試着予約フォームよりご予約下さいませ。
]]>オールデンの型押しマホガニーコードバンモデルなどなど入荷しました。先行で動画公開中です!
あけましておめでとうございます、ラスタイルです。皆様本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
年末年始問わずオンラインの掲載は火曜しております!今週も大変鏡なアイテムが目白押しとなっております。
今回ピックアップするのは、人気のオールデンから入手が困難な素材を使ったモデルが入荷しております。
形と色味としてはアイビーリーガーを彷彿とさせるまさにアメリカンなコンビサドル。
一見、グレインレザーのコンビになりますが実は型押しのコードバン。サドル箇所は定番No.8カラーで他箇所はなんとマホガニーカラーとなっています。
当店もNo.8カラーの型押しは過去1,2回ほどは取り扱ってきましたが、マホガニーの型押しは初の入荷。
というもののこちらはモデル名としては「CU」、カスタムオーダー品となります。
製造も20年以上前なので確実な話とまでは言えませんが、型押しマホガニーはカスタムオーダーでしか入手ができない代物だったかと思われます。現在は受け付けていないため、幻中の幻となった素材使いとなります。木型は不明ですが概ねバリーラスト6〜6.5Dお召の方であれば適合するサイズ感かと思います。
店頭で先行で出していましたが、サイズさえ合えば...!と大変注目を集めた一品です。
こちらは詳細な金額は要お問い合わせ(ASK)となりますが、今後は年月かけても入手が不可能なアイテムとなります。皆様からのお問い合わせお待ちしております。
さらに年始もう一点注目したい靴をご紹介。ジョンロブから現在は廃盤となった精巧なライトアングルモカが特徴の、シャンボード2も入荷しました。こちらはアッパーにモスグリーンのケンダルカーフが使用されています。
ケンダルカーフは外羽根フルブローグのモデル、ダービーなどにも過去使われていた素材でどちらかというとマットでやや肉厚な質感。
ドーバータイプのUチップということで普段使いに履いていって色味の変化を楽しんでいただきたいお品です。
グリーン、カーキ系の色味で有名なところで言えばハンターグリーンなどが有名ですがそちらよりもう少し茶混じりで発色が落ち着いたような印象です。
木型も親しみのある程よい丸みのある8695ラストと申し分ない内容となっております。
UK6.5Eサイズということで、比較的お求めの方が多そうなサイズどころ。こちらも未使用からお楽しみ頂ける状態ですので、是非お早めにご検討下さいませ。
他にもパラブーツからアヴォリアーズのアンドワンダー別注品やチャーチの珍しいモデルの大きめのサイズなど計12足入荷しています。
今週は動画お休みとさせて頂きますが、型押しのサドルコードバンは年末のライブ配信にてゆるりとした内容になりますがご紹介しています。ぜひこちらも合わせてご覧頂ければ幸いです。
]]>本日12/26(火)19時半ごろより、Youtubeチャンネルにて年に一度のライブ配信を行います。
年末恒例となりました「今年印象に残った靴」を振り返っていきます。
またスタッフ個々人が、今年買って良かった私物もご紹介したいと思います。
いつもよりゆるく、まったりとした雰囲気で楽しんで頂ければ幸いです。
エドワードグリーンのドーバーモカスエード82ラストなど入荷しました。先行で動画公開中です!
いつもご覧頂きありがとうございます、ラスタイルです。今週のオンライン掲載品もスペシャルなラインナップ目白押しとなっています。
今回ピックアップするのは、英国靴ブランドトップブランドの代表格、エドワードグリーン。
定番ダービーモデルであるドーバーをご紹介です。
無論ドーバーはエドワードグリーンの代表モデルの一つして当店でも何度も取り扱ってきています。それでも今回ピックアップするドーバーは初めましてな内容が詰まっているお品となります。
まず取り上げたいのはラスト。ドーバーの多くはドーバーラストとも言われる32ラストをはじめ202、606ラストを採用しています。しかし今回は82ラスト。2004年発表された82ラストは当時久しぶりの新作ラウンドトゥとして熱く注目され、現在でも採用率の高い人気木型となっています。
ただし採用はチェルシーやカドガンなどをはじめとするバルモラル(内羽根)やサイドゴアブーツなどがほとんど。ドーバーでの採用は初めて拝見しました。
またウェルト部分もフラットウェルトが多い中で、切れ込みの入ったノッチドウェルトになっている点や、ラバーソールの一種であるテムズソールが採用されている等現在ではあまりない仕様となっています。
現在はR1、R2ソールの登場から見かけなくなったテムズソールは一方向に溝が細かく刻まれたラバー系のソールで、薄く粘りのある柔軟性が持ち味。色味も深いモカスエードと相まって、雨が降りそうな日や多少雨の降る日にもオススメの一足となっています。
元々の狩猟靴を源流としているUチップシューズはドレス過ぎず、崩し過ぎない汎用性の高さでウィークエンドにもぴったりのデザインです。
雪のちらつく日もまだまだあるかと思いますのでサイズが合いそうな方はお早めにご検討下さいませ。
明日公開の動画では当店で初の入荷となるブランド、ハンシューメーカーをご紹介。
2020年より始動したグッドイヤーウェルト製法のMTOを主力とする新進気鋭のブランド。
ファッション業界の重鎮たる赤峰幸生氏がディレクションする、アカミネロイヤルラインの靴のOEMも手掛けている実力派です。
韓国生まれのハン氏は伝説的な靴職人である関信義氏に弟子入りし、その後浅草のシューメーカーに勤務します。
独立したあとは他社の靴作りを請けていましたが3年が経過した頃に自らのシューズブランド、ハンを立ちあげます。
MTOを主軸とする中でハン氏はハンドソーンウェルト製法ではなく、あえてグッドイヤーウェルト製法による機械縫いを交えた効率的な制作にこだわっています。
マシンを使うことでのメリットもある中でフルハンドの職人仕事が神聖視されすぎている感じたハン氏は、ハイエンドな英国靴が出来ているのなら出来ないはずは無いとして日本の靴業界に一石を投じようと、マシンとハンドのバランスを考慮しています。
ボールジョイントから踏まずにかけての曲線は、ハンドソーンと見紛うほどのメリハリの効いた美しいシェイプラインです。
踏まず部分はまるこばの仕様でより細さを強調しています。
アウトソールを見ると適度に内に振った設計だとわかりますがアウトラインのウエスト部分もベベルドのようにややくびれたフィドルバックとなっています。ヒールカップの位置も靴本体のセンターラインからやや外側にひねった設計。踵骨の位置を立体的に捕まえる形となります。
第1、第2の甲は低く、羽根の第3甲はやや高めの印象です。
今回のお品はノーズは長すぎず短すぎないエッグトゥとなっており、流行問わず使って行きたくなるポイントです。
レザーにはドイツのワインハイマー社のボックスカーフ、アウトソールはベイカー社のオークバークと革靴好きとしては安心感のある鉄板チョイス可と思います。
ハンシューメーカーのディティールはクラシックな英国靴がモチーフ。他のパターンデザインも決して奇をてらったものが無い中でカジュアルにザッと履きたくなる雰囲気はどの靴も醸しています。
クラシックな雰囲気をベースに現代的なシャープなエッセンスを感じさせるのも、まだ本格革靴入門仕立ての方にも寄り添ってくれるかと思います。
ビスポークシューズのディティールが各所に見受けられる今後の展開も楽しみなシューメーカーの一足です。
ほかブランドと比べて流通することが極稀ですのでサイズが合いそうな方は是非前向きにご検討下さいませ。
他にも今週はジョンロブから茶箱期のバロスやウィリアムの未使用品、2008年イヤーモデルの日本未展開カラー。ベルルッティから現在ではオーダーすら難しいノルベジェーゼ製法のアレッサンドロ、大きめサイズのオールデン、チャーチなど計14足を掲載予定です。
中古革靴業界初の試みとなる、youtube動画説明を付けております。
接客されている気分で高画質画像と革靴接客動画をご覧いただきながらご検討いただければ幸いです。
いつもラスタイルをご利用頂きありがとうございます。
年末年始の広島店・通販・宅配買取の営業スケジュールは上記の通りとなります。
上記以降は通常営業(12〜19時、火曜定休)
【オンライン販売について】
オンライン販売商品につきましては12/28(木)正午までにご注文ならびにご入金頂いた場合年内発送致します。
以降のご注文入金の場合、発送は翌年1/4(水)〜順次発送となります。予めご了承下さいませ。
【宅配買取について】
LINE・メールでのお見積もりは常時受け付けています。
見積りしたお品をご配送頂く際、12/28(木)の営業時間内に届かない場合は配送日時は1/3(水)以降の正午〜16時までの時間帯指定でお願い致します。
なおご成約のお返事が12/28日(木)営業時間内までいただけない場合は1/3(水)以降のお振込みとなる可能性があります。
予めご了承くださいませ。
【広島店】
広島店は1/3(水)より店頭限定のスペシャルアイテム放出を予定しております。
こちらの詳細は後日インスタグラムの投稿にてお知らせ致します。
【青山店】
予約制買取専門の青山店は12/25(月)にて本年の営業を終了致します。
1月以降の営業スケジュールは決定次第買取サイト等にてアナウンス致します。
変則的な日程となりご迷惑おかけしますが、よろしくお願い致します。
]]>シルバノラッタンジのプレーントゥコードバンなど入荷しました。先行で動画公開中です!
いつもご覧頂きありがとうございます、ラスタイルです。今週のオンライン掲載品も先週に負けず劣らずなスペシャルラインナップが目白押しとなっています!
明日公開の動画ではシルバノラッタンジのコードバンプレーントゥをご紹介しています。
イタリアを代表する靴職人のシルバノラッタンジ本人の名前の逆読みから付けられたファクトリーブランドのジンターラ。その上級コレクションはシルバノラッタンジ本人の名前が使われています。
手間のかかる手縫いや遊び心ある製法や革遣いを得意とし、当時から非常に高額とはなっていましたが、丈夫な作りや独創的なデザインの調和が人気を博しました。
イタリアンクラシコの全盛期には入手困難な幻の最高級革靴とも言われていました。今回はバーガンディ系統のコードバンを使用したビスポークシューズが入荷しました。
ノーズは長すぎず短すい長さで幅の広いスクエアトウのシルエットはどっしりとした見た目です。
シンプルなプレーントウデザインですがソールの仕様や革の質感から独特のオーラを放っています。
アッパーのコードバンはオールデンにも使用されるNo8コードバンよりも渋みのある赤みでNo4よりも濃い、中間のような印象です。殆ど出回ってはいませんがNo.6カラーが最も近い色味かと思います。
手縫いによるノルベジェーゼの糸はチェーンステッチとなっており、コバもしっかりと張り出したダブルレザーソールとなっています。
イタリアのカントリーシューズはこのコバの仕様も多く、見た目から堅牢さと重厚感が伝わってきます。
内部の設計ですがまず触れたときに感じるのは硬めのロングカウンター。そして踏まずあたりまでありアーチにかけての立体感も秀逸で、履き心地でも人気を読んでいるシルヴァノラッタンジの靴の真骨頂が見て取れます。
また純正の専用シューツリーが付属しており、昔ながらのレバーがついています。
コードバンの雰囲気が存分に楽しめるプレーントゥのデザインで、シワも軽くついているのみとなっています。まだまだ育て甲斐がある個体となっていますのでご興味のある方はお早めにご検討下さいませ。
今週はその他、オールデンからモカコードバンを用いたレザーソウル別注モデルやロングウイングのウイスキーコードバン。ジョンロブの人気度の高い2021イヤーモデルやJ.M.ウエストンのトップグレードに君臨するハントダービー。旧チャーチから未使用のフルブローグヒックステッドなどスペシャルアイテム約20足を掲載予定です。
また、今週末12/22〜25は青山店営業期間となります。
青山店試着ご希望の方はこちらのラスタイル青山店 商品試着予約フォームよりご予約下さいませ。
]]>いつもご覧頂きありがとうございます、ラスタイルです。今週はスペシャルアイテムが目白押しのラインナップ、ベルルッティのフェデリコやオールデンのレアカラーコードバン複数入荷しております。
動画にてご紹介するのは、ベルルッティのフェデリコ。フランスを代表するシューメーカーで芸術的かつ遊び心もある靴は多くのファンを楽しませています。
中でも今回のフェデリコと言われるシリーズは、足なりに沿ったオブリークトゥのスリッポンとなっています。
ベルルッティの4代目当主マダムオルガは、革新的なセンスによって芸術的な靴を世に生み出し、ブランド価値を押し上げた人物。
そのマダムオルガが在籍していた頃の名作といえば、エッジのあるコインローファーであるアンディが真っ先に上がるかもしれません。しかしながら同ブランドのフィソロフィを体現している点ではこのフェデリコも人気が高いモデルになります。
ベルルッティの代表的な装飾として職人が手染めするパティーヌがあります。
フランス語で"サビ"を意味するこの技法は、80年代に完成したとされ、何度も色を革に重ねる事によって深みと独特の色味が楽しめます。独自の鞣しによって作られたヴェネチアレザーはその土台の為に最適な素材となっています。
今回動画にてご紹介のフェデリコは濃いめのパープル系の色で染められています。
代表作のアレッサンドロやアンディでも人気でベルルッティらしいお色ですが、フェデリコでこのお色は市場でも中々見かけない珍しい組み合わせとなっています。
もう一つベルルッティといえばスクリットが特徴と言えます。マダムオルガが古い手紙に書かれたカリグラフィーから着想を得たとされる、レザーに描かれた文様は一目見ただけでベルルッティの製品と分かる意匠です。
フェデリコはスクリットを全面にあしらっており、どの角度からみてもその装飾性が味わえます。ホールマーク刻印もヴァンプ箇所に配置されている個体となっています。
こちらは現在廃盤のモデルとなっており、バイリクエスのオーダーでは当時の販売価格を大きく超えていきます。
お探しの方も多いであろう人気モデルのゴールデンサイズであり、貴重な未使用品となっております。
ご興味のある方は是非お早めにご検討下さいませ。
他にもオールデンからNo.4コードバンのインディブーツやウイスキーコードバンの未使用などレアカラーはメイカーズも含めると8足一斉放出しております!通常であれば一つ一つブログにてご紹介したいお品物ばかりが目白押しとなっています。
サイズも6〜9Dと数多く取り揃えていますので、気に入ったデザインのマイサイズがあれば手に入れれる機会は無いに等しいものばかりですので、ぜひ前向きにご検討下さいませ。
中古革靴業界初の試みとなる、youtube動画説明を付けております。
接客されている気分で高画質画像と革靴接客動画をご覧いただきながらご検討いただければ幸いです。
また、来週末12/22〜25は青山店営業期間となります。
青山店試着ご希望の方はこちらのラスタイル青山店 商品試着予約フォームよりご予約下さいませ。
]]>オールデンの5996サドルシューズなど入荷しました。先行で動画公開中です!
いつもご覧頂きありがとうございます、ラスタイルです。今週の白眉は、アメリカンシューメーカーの雄、オールデンから5996サドルシューズをご紹介します。
最早説明不要の老舗、上質なシェルコードバンを使用することによって堅牢な靴を作ることでも知られるオールデン。
そんなオールデンのサドルシューズの5996は非常にウィットに富んだ一足です。
そもそもアメリカントラッドなデザインとして市民権を得ているサドルシューズは英国生まれ。
サドル、馬の鞍のような羽根のデザインは内羽根に近い仕様となっており、ドレス感も混在しています。
オールデンのサドルシューズの多くには990や9901にも用いられるバリーラストが使用されていますが日本企画の別注ものではこの5996と同じモディファイドラストを採用したものが多く見受けられます。
モディファイドは元々足の不自由な方向けにオーソペディックシューズ作っていたオールデンが長年の経験によって生み出した名作ラスト。
土踏まずを細くし、極端に内に振った形状でアーチサポートを効かせ設計です。
羽根をグッと縛って甲周りからアーチで合わせて履くことの出来るもので、外反母趾をはじめとした足の幅が広めの方にもオススメの木型です。
モディファイドの複雑なフォルムに添わせたストームウェルトは非常に難しく、職人泣かせなデザインです。
こちらの特徴としてはダブルレザーソールにオールラウンドグッドイヤーウェルトになっている点かと思います。
先程述べた通り上品さも醸すサドルシューズは、オールデンの手掛けるものも270度グッドイヤーのシングルレザーソールとなっているものが多く、スッキリさせています。
それに対してこちらはどっしりとした印象となっており、よりアメリカンな雰囲気が感じられます。
サドルシューズになりますとノーズとサドルでコンビカラー、異素材コンビになっているものも多い中でこちらは合わせやすい同色同素材のモデル。
サイズ個体や色の個体バラツキがあることでも知られるオールデンですが、同じナンバー8のバーガンディコードバンでも個性が感じられます。
こちらは使用回数は限られていますが赤みの強くない個体となっています。
使用して無色でメンテナンスを重ねて行くと、更に茶色に近くなっていくかと思います。
渋みのある色合いでもありますので派手な色に抵抗のある方にもおすすめです。
またこちらはサイズ感も6Dと表記がありますが、通常の6.5〜7D程のサイズ感となっております。
明日公開の動画では、チャーチのサイドゴアブーツ アンバリーをご紹介。
アンバリーは、コンサルやディプロマットといった代表作にも使用される主力ラスト、173が採用されています。
1940年代に誕生した73ラストは英国靴を体現するような短いノーズに丸みのあるセミスクエアトゥの木型でオールドチャーチを代表する木型です。
そこにプラダの傘下となり、チャーチが2000年に打ち出したモダンなエッセンスを醸す100ラストを組み合わせたのがこの173ラストです。
程よいノーズバランスとなる173は73から継承したトウをもちながら現代人の足にも合わせやすい、履き心地にも定評のある木型となっています。
ことパーツ数の少ないサイドゴアブーツはシルエットラインによって大きく雰囲気を変えます。
そこにあって173ラストをしようしたアンバリーはタイムレスな美しい一足に仕上がっています。
他にも同じくチャーチから名作プレーントゥのシャノンやクロケット&ジョーンズから日本向け木型を採用したコインローファー、ボストン2のグレインレザー仕様。フレンチカジュアルを代表するJMウエストンから180や641ゴルフなど13足を掲載予定です。
中古革靴業界初の試みとなる、youtube動画説明を付けております。
接客されている気分で高画質画像と革靴接客動画をご覧いただきながらご検討いただければ幸いです。
今週の白眉は、先週に引き続きエドワードグリーンからカドガン、カンタベリーの2足になります。
今回のお品は先週ご紹介した時代よりも新しくはなりますが、それでもおよそ20年前のお品たち。
あなり見かけない202ラストのセミスクエア版にあたる606ラストが採用されていたりと当時の面影のある2足です。
色味や質感も当時らしい雰囲気が数多く残っています。
カドガンであれば現行ではない発色の赤茶混じりのブラウンカラー。パリッとしているというよりも質感もヌメっとしたモッチリ感のある肌触りです。
カンタベリーに関しては特に珍しい、薄い型押しのカーフが特徴。近年の型押しはカントリーカーフやユタカーフなどの採用がありますがそれより更にシボの凹凸感が少なく、遠目でみるとスムースレザーと遜色ないぐらいの細かさ。
この革、実は球数が少なくいざ探そうと成ると全く見当たらない素材になります。
革の名称もありますが、情報もほとんどなく、リリーズ期間は僅かであったと推察されます。ちなみにこちらはサイズ6.5EですがUK6.5D〜6E相当という具合です。ご存知の方には伝わるかも、という表現になりますが旧工場製のサイズ感に近い感じです。
カドガンは現行の6.5Eと特に変わらないサイズ感となっていますので、個体差というべきかなと思います。
今週は広島店の移転オープンに伴い、動画もお休みとなり、通常よりも出品数は少なくなっていますが他にもJ.M.ウエストンのジョッパーブーツやカルミナのサイズドアブーツなどこの時期にぴったりなブーツなど7点掲載予定です。
来週からは通常通り動画のご紹介もできる体制になるかと思いますので、今後ともチェックしていただければ幸いです。
]]>2023/11/23より広島の店舗を新たに移転する運びとなりました。
移転OPEN当日より、同時にヴィンテージ・セミヴィンテージを始めとする当店未公開コレクションを一斉に放出します。
オールデンのレアカラーコードバン10足以上をはじめ、ハインリッヒディンケラッカー、J.M.ウエストンの旧ロゴモデル、2都市3都市のチャーチ、ジョンロブやエドワードグリーンの廃盤モデルなど普段出会うことのできないモデル、60足以上を初公開。
昨年イベント時より放出数も倍以上にスケールアップしております。詳細は以下のとおりです。
[日時]
11/23(木・祝)12時〜
[移転先住所]
広島県広島市西区草津新町2-13-16
JR新井口駅より徒歩6分
Google map参考
https://maps.app.goo.gl/5xYiDBcdbtFx8Hnf6?g_st=ia
※駐車場はございません。近隣のコインパーキング等によろしくお願いします。
※「お好み酒場へらへら」さん右隣。現在の店舗から徒歩2分の場所になります。
オープン当日に限り、粉麦さんからコーヒーと焼き菓子の出店。
期間限定で姉妹店のアンプワンのポップアップストアも開催します。
[出店店舗]
・粉麦 (11/23 13時〜完売次第終了)
・アンプワン POP UP STORE(11/23〜 終了期間未定)
なおアルパーク前にある現店舗は「11/20(日)19時」より一旦お休みとなります。
こちらは別館として来年リニューアルを予定しています。
それでは今後も変わらぬご愛顧のほど、何卒よろしくお願いします。
]]>今週の白眉は、エドワードグリーンの旧工場製のフルブローグの未使用品になります。
リリースしたのはかのブルックスブラザーズ。ビスポークメーカーとして名を馳せていたピールを既成靴としてエドワードグリーンにオリジナルラストと革を託し、ブルックスブラザーズの販路にて展開したアイテムとなります。
ブルックスブラザーズがイギリス製品の買い付けに来たのをきっかけに展開をスタートしましたが、ビスポークメーカーとしてのピールが廃業したのが1965年とのこと。ブランドネーム自体はブルックスに継承され、のちにはクロケット&ジョーンズ製のものも存在します。
今回はディティールや仕様などからおそらく65年以降の製造かと思いますが、概ね80年代ぐらいまでのお品物であるかと思います。
大きな特徴はなんと行ってもオリジナルラスト。通常エドワードグリーンでは見受けられない絶壁のトウ周りは独特の存在感があります。外観では分かりづらいと思いますが、踵割の芯も非常に堅牢で踵の掴みにぬかりはありません。
内羽根周りに注目するとパーフォレーションのスワンネックが目を惹きます。スワンネックは現行に引き継がれているディティールですが、パーフォレーション仕様はないためちょっとした特別感のある内容です。
アッパーは黒々しく光沢感のある質感。ヴィンテージあいてむのため微量の色抜けやムラもありますが、補色クリームでまかなえる程度かと思います。
状態としては室内試着時のソールのスレこそありますが、履き皺も特に入ってない未使用のお品。
サイズ表記としては7Eですが、現行のエドワードグリーン202ラストで5.5E〜6D、32ラストで6Eあたりの方であれば適合するお品かと思います。
他にも今週は、ジャコメッティスリッポンの快適かつ珍しいモデルや、ジョージクレバリーの少し前に製造されたセミブローグ。J.M.ウエストンのゴルフや180、オールデンの9901やチャーチシャノンなど定番モデルも含む計13足を出品しています。
今週は広島店の移転準備に伴い動画はお休みとなりますが、別途ヴィンテージ放出の動画を作成しております。こちらも楽しみにお待ち頂ければ幸いです。
]]>コルノブルゥのオーダーシューズ(MTO)など入荷しました。先行で動画公開中です!
いつもご覧頂きありがとうございます、ラスタイルです。今週の白眉は、日本のシューメーカーからコルノブルゥをご紹介します。
最高峰の技術と讃えられる靴職人であるロベルトウゴリーニ氏にも師事した清角豊氏が2004年に創業。
国産シューズの中でも人気ブランドとなっており、百貨店を始め、BEAMSなどのセレクトショップでもオーダー会や中には別注モデルなども展開されています。
今回紹介する2足はパターンオーダーされたお品となっています。ベースとなる木型は秀麗なフォルムからどことなくイタリアテイストを感じますが、イタリア靴とは言い切れないコルノブルゥが持つ独自の魅力があります。
ブラウンスエードのクォーターブローグは、サイドウォールのアウトラインが垂直に切り立った形状に対し、インサイドは程よく丸みも感じさせています。
ストラップローファーもまたノーズのフォルムは同一ですが、こちらはセミスクエアトゥとなっており、また異なる雰囲気があります。どちらも長すぎずむしろやや短い印象のノーズの長さでタイムレスな美しさ。
また、踏まずの部分も絞っており適度に内に振った設計。人間工学に基づいた上部の捻りは足入れの際にピッタリと足を捕まえてくれる事かと思います。
国産シューメーカーでは定番となっていますが、踵の細い方の多い日本人に対してヒールカップの設定は欠かすことの出来ない要素。こちらもヒールカップは小ぶりでいて踵からアキレス腱にいたる流れを3次元的に美しく成形しています。
そしてハンドソーンウェルテッド製法による、限られたコバの張り出しは上品さを感じさせます。
ストラップローファーはきめ細やかなブラウンのカーフ、スラックスとの合わせ方はもちろん敢えてカットオフのデニムと合わせるカジュアル使いも様になるかと思います。
ブラウンスエードのクォーターブローグは特にこれからの時期であればウールパンツなどとも合わせて季節を愉しむのもよろしいかと思います。スエード=秋冬というイメージがあるかもしれませんが、実はそんなことはなく夏場は明るめのリネンパンツと合わせたりとシーズン問わず着用頂けます。
オーダー品のため表記はないものの、サイズもUK7〜7.5のサイズ感。お求めの方が最も多いサイズ帯になりますのでお早めにご検討頂ければ何よりです。
明日公開の動画では、トリッカーズのボタンシューズを模したサイドエラスティックをご紹介。
19世紀頃主流のドレスシューズとなっていたボタンブーツを短くしたようなこのデザインは、他ブランドを見ても類を見ないかと思います。ボタンタイプの靴を履かれた事がある方はご存知かもしれませんが、やはりボタンをかけていくのは非常に手間で、テンションのかかる一番下に至っては外れる事もしばしば...。
対して今回のお真鍮製のボタンはイミテーションの飾りとなっています。その代わりとして、内側にのみサイドエラスティックが設けられています。両方ではなく内側の片方だけのサイドエラにする理由としてはホールド性も維持する目的があります。
片方だけでもシューホーンさえあれば脱ぎ履きは容易なため、もっと広まってほしいと思う実用的な手法です。
デザイン面に再度注目するとショートノーズとなっており、その点も個性的なこのデザインをトラッドな印象に纏めているポイントかと思います。
このように一風変わった仕様ではありますが、シンプルな構成かつ落ち着きのあるスエードカラーでシックにさり気なく合わせることの出来るかと思います。
こちらもUK7あたりの方であれば、概ね適合するサイズとなります。ご興味の有る方は是非ご検討下さいませ。
他にも今週はオールデンからアルパインカーフのタッセルローファーや定番のコードバンタッセルローファーの563。チャーチの代表モデルシャノンの極美品、ジョンストン&マーフィーからシェットランドフォックスなどの製造を手掛ける新潟のチヨダシューズ製のUチップの大変キメの細かいお品など計14足を掲載予定です。
中古革靴業界初の試みとなる、youtube動画説明を付けております。
接客されている気分で高画質画像と革靴接客動画をご覧いただきながらご検討いただければ幸いです。
ジョンロブのガルニエ8695ラストなど入荷しました。先行で動画公開中です!
いつもご覧頂きありがとうございます、ラスタイルです。今週の白眉は、ドレスシューズの中でも最高峰として認知度も高いジョンロブから現在は廃盤になった名作モデルの「ガルニエ」をご紹介。
ガルニエはジョンロブがエルメス傘下に入ったのち、既成靴のコレクションの最初期から存在しているモデルの一つ。
フォーマル度の高い内羽根のプレーントゥとなっており洗練されたシンプルなデザインです。厳密に言えば内羽根のストレートチップよりも更に格式の高いデザインとなりますが、現在このデザインは他メーカーを含めて殆ど見つかない品物。
内羽根のプレーントゥはドレスシューズの中でもストイックなデザインのためシルエットやアッパーに用いられる革、ステッチワーク等の細かなディティールが顕著に雰囲気を形作ります。
現在でもシートンがガルニエの実質後継モデルとして展開していますが、そのデザインを長年にわたり自信を持ってリリースし続けていることはジョンロブが最高峰のシューズとして自負している証かと思います。
ガルニエには大きく分けてナンバリングとしてガルニエ2まで存在してますが、8695は現在の主力となる7000ラストの登場以前にメイン木型として使用されていたもので、90年代後半のジョンロブを知る愛好家の方々を中心に現在でもファンの多いラストとなっております。
ガルニエ2は7000ラストがモダンでやや長めに感じるシャープな印象であるのに対して、8695ラストは程よく丸みをを全体に感じる、往年の英国靴の雰囲気を醸しています。
付属と致しまして箱等はございませんがおそらく茶色箱期のお品と推測出来ます。中でも細かなディティールから95年から2000年代初頭までに作られたもの考えております。
この年代頃のお品は革質の優れた個体が現行よりも多い傾向にありますが、その中でもこちらは特段ハリのある質感に肉厚な革でもっちりとしております。
繊維が均一に整っており光も面で反射し、革の奥からツヤを感じさせてます。
近年このような個体かつ状態のいいものは入手がしにくくなっており、こちらも最近お取り扱いさせて頂きました中でも非常に上質な革個体の一足となっております。
今週は、掲載までに動画が1本しか間に合いませんでしたが、時間がある際にもう一足後日動画投稿したいと思っています。
他にもJ.M.ウエストンから定番モデルのゴルフの廃盤ロシアンカーフタンカラーやオールデンから大変珍しいタンカーブーツのモディファイドラスト。代表モデルのコードバンチャッカブーツ1339とどこが違うのかいくら調べても不明な型番1357など14足を掲載予定です。
中古革靴業界初の試みとなる、youtube動画説明を付けております。
接客されている気分で高画質画像と革靴接客動画をご覧いただきながらご検討いただければ幸いです。
オールデンの5369プレーントゥアルパインカーフなど入荷しました。先行で動画公開中です!
いつもご覧頂きありがとうございます、ラスタイルです。今週の白眉は人気ブランドのオールデンから、普遍的なお品に見えならがも実はコードバンモデルより入荷することのない、珍しい一足をご紹介です。
ご紹介のモデル名5369はプレーントゥデザイン。革靴のなかでは最も親しみのあるデザインでオールデンでも990や9901などはじめ人気度の高いお品が多い印象です。
今回は379X、通称ミリタリーラストが採用されています。ミリタリーラストといえば、名前の通り元々は軍用に作られた木型でしたが80年代は廃盤木型となって倉庫で眠っていた木型。
しかしその後、日本のオールデン代理店となるラコタハウスの強い要望によって、90年代半ばに日本限定で復活を遂げ、現在は定番木型の一つという特異な経緯があります。
特徴として甲部分でしっかりと抑え、幅には適度なゆとりを作っています。逆にヒールカップは小ぶりの設計となっている為、踵が細い方が多いと言われる日本人からの支持を受けるのも、この点もあるかと思います。
形もボリューム感もあり、ワイドパンツやミリタリーパンツとも相性がいいことも近年特に人気が高まっている理由とも言えます。
今回他にも通常見受けられれない仕様としては、キャンバスライニングになっていることでしょうか。ヴィンテージに属する年代のサービスシューズなどにも見られる仕様でレザーライニングより耐久性はやや劣りますがその分はじめから足当たりがいいというメリットもあります。
またソールは油分に富んだウォーターロックソールとなっており、こちらも履き馴染みの良さに一役買っているポイントになります。
このように木型・ライニング・ソールの内容を見ると、ミリタリーテイストを存分に取り入れつつも履きやすくした一足としてまとまっています。
そして革靴として全体の雰囲気を決めるアッパーですが、フランスはアノネイ社のアルパインカーフが使用されています。
よりはっきりとした凹凸のグレインレザーであるカントリーカーフと比べても上品な印象となっています。このブラウンカラーの印象としては使用されるごとに目地が少し黒ずんで深みが出てくるようなエイジングが楽しめるのもファンが多い理由です。
このアルパインカーフでミリタリーラストを使ったプレーントゥシューズというのはめったに無い組み合わせで、こちらのモデルも流通量が大変少ない型番になります。
今回は未使用品と1からご自身の手でエイジングが可能な状態となります。概ねオールデンのバリーラストで6.5Dの方やUK表記の革靴で6あたりのかたであれば適合すると思いますのでサイズの合いそうな方は是非この機会にご検討下さい。
明日公開の動画では、こちらもオールデンから定番モデルの990をご紹介。
おそらく「箱の中身は何だろな」をやったとしても990か9901と当てることができるぐらいには、これまで多く取り扱ってきたモデルの一つです。
そんな中、動画にてご説明したいほどおすすめしたくなるような個体が入荷しました。
990といえばホーウィン社製のシェルコードバンのNo.8カラーを贅沢に一枚の革で覆われていることが特徴。このホーウィン社シェルコードバンは色味の個体差が大きいとのことでも知られていますが特段今回のNo.8カラーは従来見てきたバーガンディとは色味が薄く赤味もそれほど強くない発色となっています。
主観にはなりますが、近い色で言えば希少なレアカラーコードバンにあたるNo.4やエイジングしたマホガニーに近い色合いと思うほど。
また、コードバン層も厚みがしっかりとあり、長年付き添っていけそうな安心感もあります。
踵周りもホールド感もバリーラストの中でも良好で、踵が細い方で一度バリーラストで若干抜け感が気になったという方でもこちらなら満足頂けるかもしれません。
べた褒めな内容となっていますが、唯一欠点としましてはところどころ色ムラがあるように見受けられます。
通常のNo.8カラーではこのような箇所は濃い色味によって目立たないようになっていますが、こちらは色味が薄いため目立ちやすくなっているという今回の特徴の一つとしても挙げられます。
こちらは色味や手染めの特性上致し方ない点ですが、強いて欠点をあげるなら...という感じです。こちらも含めお楽しみ頂ければ幸いです。
使用回数も1、2回程度とミントコンディションかつ、サイズもお求めの方が多い8Dとなっています。
レアカラーではありませんがそれに近い色味となっており、既にNo.8カラーをお持ちの方でも別物としてお楽しみ頂ける内容かと思います。こちらも是非ご検討頂ければと思います。
他にも同じくオールデンからハンプトンラストでは珍しい外羽根タイプのパンチドキャップトゥやジョセフチーニーからコンビのフルブローグの未使用。近年注目を集めるレイマーからVチップのオーウェンゴールデンサイズなど11足を掲載予定です。
中古革靴業界初の試みとなる、youtube動画説明を付けております。
接客されている気分で高画質画像と革靴接客動画をご覧いただきながらご検討いただければ幸いです。
ジョンロブのナセビーなど入荷しました。先行で動画公開中です!
いつもご覧頂きありがとうございます、ラスタイルです。今週の白眉はジョンロブから現在は廃盤となったダブルモンク、ナセビーをご紹介です。
ジョンロブのダブルモンクといえば、元祖ダブルモンクであるウィリアム、そしてプレシーズンラインのチャペルが有名です。
こちらのナセビーはチェペルと同様のプレステージ、上級ラインに属するモデルとして登場した品物となります。
チャペルはエッジの効いた、8000ナセビーには現行でのメインラストである、7000ラストが使用されています。2001年に誕生したこの木型はタイムレスな美しさで20年以上愛されています。
コンパクトなラウンドトゥにシャープなノーズラインがモダンな雰囲気を演出する7000ラストですが、見た目の印象以上に内部には空間があるため比較的合わせやすい木型となっています。
チャペルはベルト部分が平行かつ斜め後方に向かうのに対してナセビーは前側が垂直に後方が斜めに向かう、絶妙なハの字となっています。プレステージラインでは上質な革から贅沢にカッティングを施し、1〜5ほど少ないパーツで作られます。
こちらもベルト部分を境界に2つのパーツで出来ている事が見て取れます。
パーツ数を少なくすることによるメリットとして、つなぎ目の箇所も少なくなり足馴染みがいいことや、木型自体のシルエットをよりわかりやすく魅せる点も挙げられます。デメリットを強いてあげるとすれば贅沢に革を使うため、定価は他のモデルよりも割高という点でしょうか。
今回こちらは黄色箱期、およそ7,8年以上前に製造されたお品で革は厚めの個体です。
ジョンロブのプレステージラインには特に品質の高い革(主にオックスフォードカーフ)が使用されますがこちらもハリのある、ツヤ感が見て取れます。
プレステージラインはシューツリーも付属しており、現行モデルのものより重く硬い材質で作られた重厚感あるタイプが付属致しています。
ジョンロブの歴史の中で惜しまれつつも廃盤となったモデルはいくつかありますが、ナセビーもその一つかと思います。
ウィズもやや細めのDウィズで、普段このタイズ帯で踵抜けがしやすい方にもおすすめです。ご興味のある方は是非ご検討下さいませ。
明日公開の動画では、定番のパラブーツのUチップ、シャンボードからドレスラインのご紹介。
パラブーツといえば象徴とするのが羽根や切り返しに付けられる緑タグや、ノルウィージャンウェルト製法による、ソール箇所の生成りのステッチワーク。
ひと目でパラブーツとわかるその象徴は、カジュアルシーンではワンポイントとして歓迎されることの多い箇所にはなりますが、ビジネスシーンでの用途となるとやや場面やコーデを考えないといけないことも事実です。
お仕事使いの方を中心に購入後タグをご自身で取られる方や、なんとかして生成りステッチを黒塗りされたという声も聞かれます。
そのような声を反映してビジネスシーンでも使いやすいよう手を加えられたのが、ドレスライン/アクテムになります。
緑のタグが元々ついていないことや、こちらはノルウィージャンウェルト製法からグッドイヤーウェルト製法に変更したためコバ周りもスッキリしています。
ただしパラブーツらしさは健在で、雨雪にも強いリスレザーや自社開発のラバーソールにより履き心地も良好となっております。
ラバーソールに関してはひと手間加えられており、従来のシャンボードのソールよりも薄めにしてよりスッキリとした雰囲気に変更されています。
このような細かな変更によりビジネスシーンでも使いやすい一足に仕上がっています。
今回は使用1回、そしてサイズも7と未使用ほど価格設定もなくなおかつお求めの方が多いサイズということで早期の完売が予想される一品です。サイズが合う方は是非お早めにご検討頂ければ幸いです。
他にも今週は、ジョンロブから大変革個体のいい外羽根ストレートチップのデラン、オールデンからタンカーオックスフード、チーニーやビームス名義(イタリア製)で作りの秀逸なスエードのビットローファーなど計14足掲載予定です。
中古革靴業界初の試みとなる、youtube動画説明を付けております。
接客されている気分で高画質画像と革靴接客動画をご覧いただきながらご検討いただければ幸いです。
オールデンの58702ロングウイングなど入荷しました。先行で動画公開中です!
いつもご覧頂きありがとうございます、ラスタイルです。今週の白眉は当店でも最も取扱数の多い人気ブランド、オールデンから実にアメリカンな、お品物をご紹介です。
今回ご紹介する58702はロングウイング。ウィング部分の両端が踵にまで繋がったこの意匠は、アメリカンシューメーカーのフローシャイムが生み出したと言われ、現在では別名アメリカンブローグとも言われるようにアメリカンシューズの代表的な意匠の一つです。
オールデンで有名なところではシェルコードバンを採用した975、9751が定番として存在しています。
今回のお品物はライトブラウン系のカーフとなります。オールデンのカーフというとコードバンに影が隠れがちといいますが、いまいち評価されていない気がします。
オールデンはコードバンのイメージですが、カーフにも優れた個体が多い印象です。今回ご紹介するライトブラウンのカーフはキメが細やかでツヤのある個体です。触った感じももちっとしており、安心感のある質感です。
採用される木型は379X、通称ミリタリーラストとなっています。
軍用に開発されたミリタリーラストは短いノーズに低く抑えられた甲、ボリュームを出しているトゥシェイプが特徴の木型になります。
80年代には使用される事がなくなっていましたが90年代に日本のオールデン総代理店のラコタハウスの要望によって復活を果たします。この幅広のつま先は前へ足を蹴り出す時に広い面積を捉える事が出来ます。
日本で人気のモディファイドラストに次いで、こちらも土踏まずは絞った設計となっています。
アウトソールは生ゴムのクレーププランテーションソールの仕様です。夏場にかけてはベタつきやすいデメリットなど好みは分かれるデメリットなどその分柔らかな歩行性を実現しています。
ちなみにつま先のみレザーになっているのは本国アメリカの生活様式上、室内でも靴を履く文化からきたものですが、カーペットやマットで足がとられないように工夫された点です。
ミリタリーラストの代表的な採用モデルであるタンカーブーツがそうであるように、ミリタリーラストとこのクレーププランテーションソールの組み合わせは履き疲れのこない歩きやすさが魅力的な仕様です。
このミリタリーラストとロングウイングの組み合わせは案外珍しく、探してもほとんど見つからないお品にあたります。
ミリタリーラスト特有のつま先にかけてのワイドなボリューム感が光るウイングキャップを楽しめる一足です。
他にも今週は、オールデンから定番の990のEウィズやブルックスブラザーズ名義のBウィズという珍しいお品。カルマンソロジーからロングセラーのオペラローファー、ギルドオブクラフツのストレートチップ、J.M.ウエストンからレディースサイズの180のアリゲーターなど内容の濃い17足を掲載予定です。
中古革靴業界初の試みとなる、youtube動画説明を付けております。
接客されている気分で高画質画像と革靴接客動画をご覧いただきながらご検討いただければ幸いです。
ジョンロブのチャペルレッドミュージアムカーフなどなど入荷しました。先行で動画公開中です!
いつもご覧頂きありがとうございます、ラスタイルです。今週の白眉は最高峰の既成靴として知名度、人気度ともに高いジョンロブから、代表モデルの一つに数えられるチャペルをご紹介です。
チャペルはダブルモンクの位置づけになりますが、同ブランドではダブルモンクの元祖と言えるウィリアムも存在します。
飛行機乗りのアビエイターブーツを元にローカットシューズに落とし込んだウィリアムは、ビスポークシューズとして1945年に誕生し今日も愛され続けているモデルの一つであると言えます。
多くのダブルモンクシューズはこのウィリアムをはじめストレートチップとなっています。
ですが今回のチャペルはキャップの切り返しののないプレーントゥ。加えてヒールカップを成形する際に縫いを入れないシームレスとなっています。
実はチャペルはホールカットの扱いとも言える靴に該当します。というのも一枚の革を贅沢かつ複雑にカッティグして立体的に造形しており、ジョンロブの贅沢な革遣いと高い技術力と物語っています。
そして平行に斜め後方に走る二本のベルトが印象的なデザインも洗練された非常にシンプルでありながらも美しく仕上がっています。
このような背景もあり人気を集めているモデルの一つとして現在も生産されています。
更に今回は珍しいレッドミュージアムカーフがアッパーに採用されたお品となっています。
人気色のプラムと比較しますと、より発色の良さを感じさせますが、マーブル調となるミュージアムカーフということもあり、レッドと名がついているほど明るすぎて合わせづらいという印象は感じません。
きれいめに番手の細かいスラックスで合わせてもよろしいかと思いますが、敢えてカットオフデニムと合わせてミュージアムカーフのまだらな風合いとコントラストを効かせて履くなんてのも素敵ではないでしょうか。
Dウィズのサイズ感など動画では詳しく説明していますので、ご興味のある方はぜひご視聴頂ければと思います。
明日公開の動画では、ジョンロブと並び最高峰の英国靴の一つとして人気を集めるエドワードグリーンから、旧工場時代のお品をご紹介しています。
先述のジョンロブは本格的に既成靴の展開が画策した際、エドワードグリーンの工場を買い取り、現在に至っています。
エドワードグリーンはというとその後別の工場にて立て直しを余儀なくされるわけですが、そのジョンロブに工場が買収される前の時代に作られたお品がいわゆる旧工場製と言われます。
工場移転に伴って大きく変わってしまったものの一つが主力ラストの変更です。
現在でも代表ラストとして君臨する202ラストですが、こちらも202ラストが使用されています。
しかし同じ名前となっていますが設計はかなり異なります。
ノーズはどちらもやや短めの印象で丸みのあるラウンドトゥはトラッドな英国調となります。
旧工場時代の202は、よりうちに振った形状をしておりアーチにかけての心地よいサポートを感じさせます。
立体的なヒールカップもまたエドワードグリーンの優れた履き心地の所以となっています。
革は、華奢で繊細、というよりは血筋も生かしたようなパターンの取られ方をしており、かといって荒々しくなくしっかりと光沢をまとっています。
90年代までの時代らしい、赤みの含んだブラウンカラー。風格のあるエイジングがなされています。
これからの時期であればツイード地などで合わせていくのも渋いのではないでしょうか。
他にも今週は、エドワードグリーンからおよそ20年ほど前の囲いロゴ時代のセミブローグ、カーディフ。ジョンロブからサファイアブルーと名付けられたスエードカラーのフィリップ2、コルテのホールカットのギリーデザイン、ファントマスのパープルカラーといった珍しい色合い。三陽山長から上級コレクションの匠友二郎など計13足掲載予定です。
中古革靴業界初の試みとなる、youtube動画説明を付けております。
接客されている気分で高画質画像と革靴接客動画をご覧いただきながらご検討いただければ幸いです。
オールデンのN5607 タンカーオックスフォードなど入荷しました。先行で動画公開中です!
いつもご覧頂きありがとうございます、ラスタイルです。今週の白眉は先週に引き続きオールデンから中々見かけない珍しい一足のご紹介です。
今回ご紹介の型番N5607は日本別注のお品です。まずデザインですが、オールデン好きな方であればぱっと見た印象ではタンカーオックスフォードを想像されるかと思います。
職人の手掛けるハンドソーンのモカ縫いのUチップですがこちらは球数の非常に少ないインディオックスフォードと言われるモデルとなっています。
元となっているインディブーツにも使用されるトゥルーバランスラストを採用しており、つま先のラウンドもかなりワイドな印象です。
60年代に誕生したこの木型はほとんどの場合ワークブーツに使用されるものでフットバランスを計算した厚手のソックスを前提としたものとなっております。
つま先にかけては幅のあるボリューミーなラウンドトウでですが甲部分は以外かもしれませんが、やや低めの設計となっています。
先程にもあげたモカ部分もインディブーツと同じようにセミスクエアなデザインとなっております。
タンカーオックスフォードもあまり出回らない中でインディオックスは特に見かけないアイテムとなっており、当店でも初めての入荷となりました。
どっしりとしたトゥルーバランスラストとオールデンを代表するマテリアル、ブラックシェルコードバンの組み合わせはマニアの方の琴線に触れるのではないでしょうか。
もう一つ明日公開の動画では廃盤となって久しい、ジョンロブのクォーターブローグ エイボンのご紹介。
ジョンロブのクォーターブローグといえば、真っ先にフィリップが出てくるかとは思いますがこちらのエイボンもジョンロブらしいトラッドとモダンが調和する一足となっております。
エイボンは惜しまれながらも現在廃盤となっているお品です。
通常、スエード素材を用いたパンチドキャップ、セミブローグシューズはカントリー調の印象になりますが、こちらはプレステージラインのダブルモンクシューズ、チャペルにも使用されている8000ラストが採用されておりぼやけないシャープさも伏せ持っています。
ソリッドなセミスクエトゥの8000ラストはラウンドトゥの現行主力である7000ラストの兄弟木型といえ、両者が共通するように捨て寸を程よく設け、ドレッシーな雰囲気を醸しています。
エイボンのようにドレスシューズでありながらスエードがアッパーに用いられるものはそう、数の多いものではありません。
雨や雪の時に履くビジネスシューズを悩まれる方は多いかと思いますがこのブラックスエードのエイボンであればハーフラバーの装着で難なく合わせて頂けるかと思います。
他にも今週は、ジョーシクレバリーから脱ぎ履きのしやすいサイドエラスティックのジェスパーや、定番のジョンロブ フィリップ2からDウィズの個体、エドワードグリーンのチェルシーも最小サイズと言える82ラストの5Dなど計14足掲載予定です。
またシューツリーも多数出品していますので、こちらも合わせてご検討下さい。
在庫のあります広島店はもちろん、東京青山店でも今週末していますので、お取り寄せしてご試着も可能となっております。
店舗間移動もありますのでお早めに下記フォームにてご予約頂ければ幸いです。
ラスタイル青山店 商品試着予約フォームよりご予約も可能ですのでご活用下さいませ。
]]>オールデンの4330CY NSTコードバンなど入荷しました。先行で動画公開中です!
いつもご覧頂きありがとうございます、ラスタイルです。今週の白眉は当店でも取り扱い数としては一番多いオールデンから、ちょっと通な一足をご紹介です。
今回ご紹介の型番4330CYはアメリカ本国、オールデン専門の名店「オールデンオブカーメル」が別注して誕生したNSTのモデルとなっています。
まずデザインとしてはNST(ノルウィージャンスプリットトゥ)と言われる形で、凹凸の立体的な光沢感から人気度の高いデザインです。
しかし分厚く硬いシェルコードバンに均一に施す手縫いは高い技術を必要とし、オールデンの中でも出来る方は当店で知る限り現在2人のみとなっているそうです。生産が安定せずNSTの別注アイテムは納期が数年後となっている事もあります。
カーメルではオールデンファンに送る別注靴としてその頭文字からAFシリーズが有名で、こちらは「AF26」の別名として名前がつけられています。
ソールはハーフコマンドソール、そしてコバは通常より張り出しの広くなっており、ボリューム感を出したし様です。
ただし木型はプラザラストとという、オールデンの中では珍しい細身のセミスクエアトウのドレス木型となっています。こちらによってボリュームもあるけど、張り出しすぎないような程よい塩梅に収まった別注品となっています。
プラザラストは日本ではあまり見かけない為、バリーやモディファイド等と比較してしまうと知名度は低いかもしれません。
しかしながら履き心地は非常に良く、プラザラストも程よくアーチサポートが効いており、踵の掴みも心地よい設計です。
やや細身であることもあり、990や1339等の定番バリーラストよりハーフアップ、今回ならバリーラストで6.5Dあたりを履かれる方が快適に履けるサイズ感かと思います。
今週はシルバーウィークで店頭が混雑した影響で動画が一つのみとなりますが、オールデンから非常に履きやすいVチップスエードや、定番の990からEウィズ規格品、ジョンロブからフィリップ2のミュージアムカーフなど計13足掲載予定です。
またシューツリーも数多く出品していますので、こちらも合わせてご検討下さい。
中古革靴業界初の試みとなる、youtube動画説明を付けております。
接客されている気分で高画質画像と革靴接客動画をご覧いただきながらご検討いただければ幸いです。
オールデンの5492Vチップ アナトミカ別注など入荷しました。先行で動画公開中です!
いつもご覧頂きありがとうございます、ラスタイルです。今週の白眉は当店でも1,2を争う人気ブランド、オールデンから人気の高いアナトミカ別注ご紹介です。
オールデンの定番である通称Vチップ、別名アルゴンカン・アルゴンキンなどと言われるデザインのシューズですが、基本的にモディファイドラストが採用されています。
元々オーソペディックシューズ作っていたオールデンが長年の経験によって生み出した名作ラストです。土踏まずを細くし、極端に内に振った形状でアーチサポートを効かせ設計で人気の高いラストの一つです。
羽根をしっかり甲周りからアーチで合わせて履くことの出来るもので、外反母趾をはじめとした足の幅が広めの方にも合わせやすい木型となります。
またアナトミカは足長とのバランスでは無く、土踏まずの位置で合わせるアーチフィットにて履くことを推奨したフィッテングも有名です。この場合普段履くサイズのハーフからそれ以上の大きさのものをオススメされるかもしれませんが、前述の通り羽根を絞って履くことも可能となっています。
またモディファイドラストといえばアナトミカ、と思う方も多く、理由としてはこのラストの認知度、取り扱い数を大幅に飛躍させたことが挙げられます。
アナトミカを立ち上げたピエール氏が、エミスフェールを携わっていたころ頃に同ブランドのセバスチャン氏とともに注目し、取り扱い始めたことが認知度を高めるきっかけとなりました。
このような背景もありアナトミカ別注オールデンは一目を置かれることの多いお品になっています。
一見すると定番で展開されている54321と遜色ない見た目ではありますが、細かなところに仕様変更が多々見受けられます。
例えばコバの張り出しが広くボリューム感をより出していることが伺えます。あまり見えない箇所ですが、タン裏にはその昔多く採用されていたフェルトがクッションとして縫われていたり、他にもヒールカップの高さがやや低めになっていると思われる等、アナトミカの拘りを見れば見るほど感じ取れます。
動画ではサイズ感も詳しくお伝えしていますので、よろしければご覧頂ければ幸いです。
なお今回オンライン掲載はサイズ7Dとなりますが、在庫のあります広島店では未使用のサイズ7.5Dもご用意しています。
もう一つ明日公開の動画では、J.M.ウエストンから長年のロングリリースモデルでありながらも、近年注目度が高まったモデルのヨットをご紹介。
ヨットはモデル名のモチーフとなっている船の上の甲板(デッキ)で履く用途として誕生したカジュアルなデッキシューズ。
履き口を覆う飾り紐・踵後ろのヒールキッカーまたはキッカーバックと言われる足をかけてすぐに脱げるように付けられた突起。
そして船上の濡れた路面でも履けるようにグリップ性の高いソールが用いられることが、デッキシューズの基本です。
ヨットはそれらの点を踏襲しつつ、随所にJMウエストンのエッセンスを感じます。
分厚いソールは存在感がありますが、アイコンモデルであるシグニチャーローファーと同型の11ラストを使用されています。
そのため履き口から羽根にかけてアールではなく、ほぼ直角に角ばって
羽根の横にブランドネームが印字されているのヨットの特徴でスポーティーさを感じさせます。
内側トップラインにクッションがついているのも特徴の一つで履き口はソフトに包んでくれます。
その履き口から羽根にかけてアールではなくほぼ直角に角ばっているのもありそうであまり無いデザインです。
コチラはアッパーにロシアンカーフを使用したものとなっています。
JMウエストンのロシアンカーフといえば程よくオイルを含んでおり、多少の撥水性も期待出来る人気素材です。
ゴルフやロジェ等、幅広いダービーモデルで使用されていましたが各モデルが廃盤となる中、でヨットへの採用は続いておりこの点も人気を押し上げる要因となったかと思います。
また180と同じ木型という点も、親しみやすい点も特徴です。ただしワークシューズのデザインでもありますしコチラは気楽に履いていっても良いかと思います。
他にも今週は、J.M.ウエストンから先程比較としてお話した、定番の180や641ゴルフのブラックカラーや、ハインリッヒディンケラッカーからブダペスト製造のコインローファー、ウィーン。ジョンロブのクロケット製造頃のバロスなど計14足ご紹介しています。
中古革靴業界初の試みとなる、youtube動画説明を付けております。
接客されている気分で高画質画像と革靴接客動画をご覧いただきながらご検討いただければ幸いです。
ベルルッティのデュルーシリーズ3足など入荷しました。先行で動画公開中です!
いつもご覧頂きありがとうございます、ラスタイルです。今週の白眉は革靴の中でも独自のパティーヌや技工など発想に富むフランス名門ベルルッティから見応えのあるシリーズをご紹介します。
同ブランドの代表作といえば、創設者の名前を関したホールカットのアレッサンドロに、顧客であったアンディ・ウォーホルがオーダーして誕生したローファー、アンディが思い浮かびます。
今回ご紹介するのはそれらとはまた違った個するのは「デュルー(du loup)」と言われるシリーズです。
最大の特徴はなんといっても狼の肉球を模した特殊配列のソールです。
ベルルッティのブランドを確固たるものにした立役者であるベルルッティの前オーナー、マダムオルガが雪の上を歩いた際にオオカミの足跡がついたら面白い...!と考案されたものだそうです。
実際にはマッケイ製法であり雪の上はおすすめしないですが、雨上がりなど濡れた路面から乾いた路面にスタンプされれば、それに気づいたすれ違った人は思わず振り返り足元を確認する事と思います...!
今回そんな足跡つくモデルが三者三様入荷しています。
どれもベネチアンレザーと言われる、上質な革に手染めによって複雑に色が混じり合うパティーヌの技法はベルルッティの十八番です。
まず1足目、スリッポンタイプは、ライトブラウンベースにアンティーク加工のようにダークブラウンが混ざり合わせた色味。
特に目を引くのはレザーの紐が不規則に縫い付けられ、その革紐にも赤糸が所々巻かれています。
これはアフリカの民族が作る矢や槍などに行う装飾からインスパイアされたお品です。
2足目のタッセルローファーは、一枚のスエード革にスムースレザーの紐が2列で一周しています。
先述の1足目と同じように革紐にも所々糸が巻かれていますが、同色の茶系となっている点が異なります。
固く結ばれた団子状の紐飾りは出発地点から一度またアッパーに縫われたデザイン。このあたりにも通常のタッセルとは異なる一工夫があります。
3足目のリングが付いた形のローファーはスエード素材でありながらも手染めのパティーヌとなっています。
スエード素材の染めはスムースレザーよりも難しい内容のため、ベルルッティの技術力がより現れている内容かとおもいます。
もう一つ大きな特徴としては木製のリングが縫い付けられています。メッキ系ではなく木製というところが、パティーヌスエードとの調和をはかっている様に思えます。
このようにどのデザインもどこか野性味を感じさせます。
ベルルッティは現在展開していない品物でもオーダーをかければ可能な場合もありますが、この特殊なソールは現在オーダーでも取り扱っていない事から非常に希少なものとなっています。
サイズもお求めの方が多いUK7〜7.5あたりとなりますので、ご興味のある方は是非ご検討下さいませ。
他にもベルルッティからインディオやスポーツコレクション、定番もアンディまで他4足掲載予定です。
他にも秋冬に向けてオールデンからコードバンタンカーブーツや新作のホーウィン社素材、アラビカラックスカーフを用いたブーツ、マルモラーダからオーストリッチ素材のチャッカブーなどなど計16足を掲載予定です。
在庫のあります広島店はもちろん、近く営業期間(9/9〜11)に入る東京青山店でもお取り寄せしてご試着も可能となっております。
関東圏にお住まいの方はこちらのラスタイル青山店 商品試着予約フォームよりご予約も可能ですのでご活用下さいませ。
]]>エドワードグリーンキングストン旧工場製など入荷しました。先行で動画公開中です!
いつもご覧頂きありがとうございます、ラスタイルです。今週の白眉はエドワードグリーン製造のお品から現在では展開されていない非常に珍しい木型を用いた一足をご紹介です。
エドワードグリーンといえば、履き心地に定評のあるドレスシューズとしてストレートチップのチェルシーを筆頭に代表作が多い事でも知られています。カジュアル向きな有名どころでいえばドーバーも挙げられますね。
今回の一足はどちらかといえばカジュアル志向な一足ですが、ドーバーのような外羽根ではなく内羽根のお品。
デザインとしてはサドルシューズに該当します。サドルシューズはその名の通り、馬鞍(サドル)の革で甲の周辺をを包むような切り返し。
誕生自体はイギリスですが、日本に認知が広まったのはアメリカ、アイビーリーガーの影響が大きいかと思います。
当時のアイビーリーガーはスクールカラーに合わせサドルに切り返しを色違い(コンビ)にして愛用していたことからも、今でもコンビシューズとしての印象が強いデザイン。
ですが今回はコンビではなく、同一単色のデザインとなっています。
サドルシューズにトライしたいものの、どうもコンビであ合わせに自信がないという方にとっては、トライしやすい一足かと思います。
さてエドワードグリーンがお好きな方であればご存知の方もいらっしゃると思いますが、こちらはサイズ表記の窓のない所謂、旧工場製のお品です。
オーダーをかけたのは日本の英国靴専門店ロイドフットウェア。
ロイドフットウェアの最上級コレクション「マスターロイド」という位置づけで当時エドワードグリーンが製造を担当していました(現在はクロケット&ジョーンズが担当)。
年々エドワードグリーン製マスターロイドは見かけなくなって来ていますが、このキングストンを発見するのは極稀かと思います。
更に定番202...ではなく201ラストという聞き馴染みの無いであろうラストが採用されています。
トラッドな英国靴を感じさせるショートノーズのラウンドトゥは安心感を感じます。同社の他ラウンドトウの木型よりもつま先にやや厚みを感じます。
元々、イギリス国内ではなく、海外向けであった為かUSサイズの表記と言われています。
同じ年代の旧202ラストと比較した時にノーズも短めの設計であり、ボールジョイントの幅も細めです。
今回の201ラスト、サイズ表記は6.5Eですが、現行202であればUK5.5Eや6D、旧工場202であれば6Eに相当するサイズ感です。詳しくは動画もご参考頂ければ幸いです。
旧工場製のマスターロイドは90年代初頭あたりとなりますが、この年代らしい発色もよく革もきめ細かな個体となっています。
状態もヴィンテージ品としては普段遣いし易い、プレイヤーズコンディションとなっています。
年々旧工場製のエドワードグリーンが手に入りにくくなる中サイズの合いそうな方は是非この機会にご検討下さい。
明日公開の動画では同じく英国からジョージクレバリー、ビットローファーのザ・コロニーをご紹介する予定です。
紆余曲折あり90年代に復活を果たしたメーカーですが、現在ではビームスや各百貨店などでも取り扱いもあり国内でも革靴好きならご存知の方も多いかと思います。
今回の一足はシンガポールを拠点とするコロニークロージングの別注から誕生したモデルです。
元祖ビットローファーとなるグッチのものは被せモカがされており、ボリュームを感じます。
一転してこちらのザ・コロニーはつまみモカにノーズラインもシャープとよりドレッシーな雰囲気となっています。
スムースレザーの展開のほうがメインではありますが、特に今回特徴的なのがグレインスエードを採用されている点です。
グレインレザーといえば基本的にはスムースレザーに型押しがされるモノですが、あえて起毛感のあるスエードに型押しされたものはまず見かけることがありません。
細かた凹凸感のついたペブルグレインレザーとなっており独特の表情が楽しめます。
以前から素材が存在している事は知っていましたが、実際に見るのは初めてで、グレーのシックな雰囲気とこのテクスチャー感は程よい遊び感があり是非ご体感していただいたいイチオシの素材です。
動画にて質感もできる限り現物のように確認できるようしていますので、ご視聴頂ければ幸いです。
他にも今週はクロケット&ジョーンズからレアカラーコードバンのハーバード、三陽山長の定番ドーバータイプのUチップ勘三郎ジョンロブロペスの一部アンラインドになったもの、新進気鋭のブランドカルマンソロジーからパンプスカットなど内容の濃い16足を掲載予定です。
なお今月は本日28日(月)にて営業終了となり[8/29(火)〜9/5(火)]の期間夏季休業となります。
発送は9/6(水)以降となりますので、こちらだけ予めご理解頂ければ幸いです。
休業期間も毎週の掲載更新は止めず、来週9/5(火)も掲載予定ですので引き続きよろしくお願い致します!
]]>誠に勝手ながら、以下の期間を夏季休業とさせていただきます。
ご不便をお掛け致しますが、何卒ご理解のほどお願い申し上げます。
【夏季休業期間】
8/29(火)〜9/5(火)
以降は通常営業(営業時間12〜19時、火曜定休)
【オンライン販売について】
オンライン販売商品につきましては8/28(月)正午までにご注文・ご入金頂けましたら当日中に発送致します。
以降のご注文・ご入金の場合配送は9/6(水)以降となりますので予めご了承下さいませ。
【宅配買取について】
LINE・メールでの下見積もりは常時受け付けています。
お見積りのお品をご配送頂く際、8/28(月)の営業時間内に届かない場合、配送日時は9/6(水)以降の日付指定でお願い致します。
なおご成約のお返事が8/28(日)営業時間内までにいただけない場合は、9/6(水)以降のお振込みとなる可能性がありますので予めご了承くださいませ。
その他のお問い合わせに関しましては、基本的に9/6(水)以降順次対応させていただきます。
ご迷惑おかけ致しますが、何卒よろしくお願い致します。
クロケット&ジョーンズのチェルシー8など入荷しました。先行で動画公開中です!
いつもご覧頂きありがとうございます、ラスタイルです。今週の白眉は英国靴の中でも取り扱い店も多く人気のブランド、クロケット&ジョーンズから、そろそろ用意しておきたくなるサイドゴアブーツをご紹介です。
今日ではチェルシーブーツとも言われるこのサイドゴアブーツがファッションアイテムとして爆発的に流行する震源地となったのがイギリスのチェルシー通りと言われています。
業界問わず著名人たちが暮らすこのロンドンの地区は度々流行の最先端となり得ます。
そのような経緯からからも「CHELSEA(チェルシー)」とわかりやすいペットネームが付けらた今回のサイドゴアブーツシリーズですが、末尾に付けられたナンバリングからも分かる通り存在こちらが8代目のモデルとなります。
現在は10作品を超えるモデルが存在し、これはクロケット&ジョーンズの中でも最多かと思います。木型が同じチェルシーもあり、一部は別注のみのモデルもありますが、細かな点でそれぞれ異なります。
特段ドレッシーな要素を盛り込んだ今回の8はシリーズでも定番人気のお品となっています。
使用される木型は2003年に登場した341ラストで、シャープなラウンドトウのシルエットです。
やや長めのノーズですが長すぎる事も無いため、エレガントさも醸しています。ストレートチップのKENTも同様の木型でドレスシューズとしてバランスの整った木型かと思います。
ソールはオリジナルのラバーソールであるシティソールを採用しています。
ラバーソールの中でも有名なものであれば、こちらのシティソールを共同開発したハルボロラバー社のダイナイトソールが挙げられますが、そちらよりも薄さにも拘ったシティーソールは野暮ったくならない工夫の一つといえますね。
フォーマル度が高い場面であれば厳しいかと思いますが、昨今のビジネスカジュアルの幅が広がりつつある今、足元をスッキリときれいに見せるサイドゴアブーツは選択肢としてアリかと思います。
8月も終わりが見えてきて秋物をお探しの方も増えてくる事と思います。是非今のうちのお早めにご検討頂ければ幸いです。
明日公開の動画では、一味変わったオールデンのアメリカ本国の別注ブーツをご紹介。
今回木型は日本でおなじみのモディファイドラストですが、本国アメリカでは取り扱いも非常に少なく別注もニューヨークはマンハッタンの歴史あるシューズショップ、「モールデッドシューズ」が行うものがほぼ唯一となっています。
こちらもそのモールデッドシューズの別注アイテムとなります。このようにD番(本国アメリカ品番)のモディファイド自体中々無いことになりますが、さらにこちらの面白い点は厚みのあるインソールが付属しています。
今回入荷のお品はBウィズ表記と、Dウィズを基本とするオールデンでは2段階細いものとなります。
しかしこれはこのインソックが入っている事を前提とした表記で、このソックが2つ分のウィズに相当するものとなっており、外す事によってDウィズ相当となります。
純正のインソールが付属し、表記が既に入っている事が前提となっているものも初めて見ました...!
アッパーもモディファイドラストを採用したクロムエクセルのブーツはありそうであまりない組み合わせです。
足当たりも優しい素材になりますので、気楽にガシガシ履いて頂ければと思います。
他にもチェルシーブーツの代表格、J.M.ウエストンの705やシルバノラッタンジのオーダースリッポン、旧チャーチのバルモラル、トリッカーズのギリーシューズなど定番アイテムから一味変わったお品まで12足+シューツリーも多く掲載予定です。
中古革靴業界初の試みとなる、youtube動画説明を付けております。
接客されている気分で高画質画像と革靴接客動画をご覧いただきながらご検討いただければ幸いです。
シルバノラッタンジのホールカットシューズなど入荷しました。先行で動画公開中です!
いつもご覧頂きありがとうございます、ラスタイルです。今週の白眉はイタリアンクラシコ火付け役として名を馳せたシルバノラッタンジからずば抜けた質感を持つホールカットをご紹介です。
シルバノラッタンジは手間のかかる手縫いを得意とし、当時から非常に高額な価格帯(素材や仕上げによっては現在400万オーバーのお品物も...)ではあるものの、丈夫な作りとトラッドベースながら独創的なデザインの調和が人気を博しました。
こちらも一枚革で仕立てられたホールカットのモデルですが、シームを踵の内側にずらし後ろからも見ても美しい仕様と、ありそうでなかなか無い、細やかなデザインの拘りが見受けられます。
また、この手のイタリア靴特によくあるロングノーズなモノと比較するとかなり短めのノーズで、パンツの裾幅とのバランスをあまり気にせずに年齢層問わず使いやすい印象です。
そしてなんといってもアッパーに使用されている、この革の質感だけでも非常に価値があるかと思います。
ハリのある非常にキメの整った表面は全体に光沢感をまとっています。
履き皺も細かく入っているいますが、華奢な革の薄さでは無く、厚みもしっかりありながら素晴らしい艶を放っています。
今後のエイジングも楽しみに思えます。
動画では設計の面やサイズ感もご説明していますので、ご興味ある方は是非ご覧頂けばと思います。
もう一つ、明日公開の動画ではオールデンからレアカラーコードバンをご紹介。
99541ラベロコードバンの使用数回程度のお品物となります。
基本的にコードバンのカラーはブラックとバーガンディが多い中で、他のレアカラーコードバンを使用したものはコレクターも多いであろう希少なものとなっています。
こちらも日本人向けに履き心地が改良されたVANラストに定番のコインローファーデザインと大変人気の高い組み合わせとなります。
レアカラーコードバンは色味の薄さからロットや製造年代によって色個体にばらつきがある事でも知られています。
特に今回のラベロカラーはレアカラーの中でも個体差が激しめで、現在当店でも何足かのラベロカラーのアイテムがありますが良くも悪くも十人十色といった具合です。
今回のこちらの99541はラベロの中では色の薄い個体かと思います。色味の雰囲気で言えば、ウイスキーとシガーの中間のような濃さとなっております。
革の厚みは申し分なく、非常に肉厚なコードバンを全体的に使用しています。本当に想像以上の厚さですので驚きます。。
動画では他にソックシートのクッションについても触れていますので、サイズ感が近い方はこちらもご覧いただいた上ご検討頂ければ幸いです。
他にもオールデンからローファーではあまり見かけないクロムエクセルのコインローファーや定番の1340チャッカブーツ。国内ブランドからカルマンソロジーのウエスタンカットのパンプスやラッセルモカシンのレガッタなどあまり入ってこない珍しいお品物まで計15足掲載予定です。
中古革靴業界初の試みとなる、youtube動画説明を付けております。
接客されている気分で高画質画像と革靴接客動画をご覧いただきながらご検討いただければ幸いです。
オールデンの90年代コインローファーなど入荷しました。先行で動画公開中です!
いつもご覧頂きありがとうございます、ラスタイルです。今週の白眉はオールデンの中でも夏に限らず人気を誇るコインローファーより、製造時期の古い90年代のお品物を複数ご紹介となります。
アイビー、プレッピーなアメカジスタイルではオールデンのローファーは欠かせないマスターピースと言えます。
オールデンのコインローファーといえばヴァンラストからくるサイドラインが、直線的で大きくラウンドした丸みのあるトウ周りが特徴的。今回は2種類のタイプをご用意しています。
まずブラウンカラーのカーフ、99651ビームス別注の日本仕様について。
特に踵の細い方で抜け感を感じないよう、サドルを定番のデザインよりやや後ろに配し、甲を抑える面積を増やしている日本版のVANラストになります。
こちらは1995年製の28年前のお品となっております。BEAMSのロゴも旧字体とこのあたりにも時代を感じます。
キメも細かくありながらも、しっとりとした質感でオイルドレザーに近い印象がありまあります。かといってオイルドレザーで展開の多いクロムエクセルではない独特の質感が魅了的かと思います。
次にご紹介するのが、定番かNo.8カラーコードバンの6716。オールデンで言えば色味の個体差があることでも知られていますが、こちらはかなり濃い色味が見て取れます。製造は30年以上前にあたる92年製です。
こちらは米国版のVANラストで、先程の日本版に比べ履き口が広くやや踵抜けはしやすいのですが、その分ヴァンプは短めになっており、アイビー・プレッピーらしさのある仕様となっています。
他にもオールデンからNSTコードバンの2211やエドワードグリーンから定番のカドガン、今の時期に欲しくなるパラブーツのパシフィックなど計13点を掲載予定です。
中古革靴業界初の試みとなる、youtube動画説明を付けております。
接客されている気分で高画質画像と革靴接客動画をご覧いただきながらご検討いただければ幸いです。
いつもご覧頂きありがとうございます、ラスタイルです。今週の白眉はアンソニークレバリーの代表作、チャーチルとなります。
アンソニークレバリーを語る上で、切っては切れない関係(ある種切れるのですが)として挙がるブランドがジョージクレバリー。
1958年ジョージクレバリー氏がビスポークジューズを専門とするブランド、ジョージクレバリーを立ち上げます。
その後、ブランドは一時休止となりますが93年代に彼の愛弟子達によって再始動。既成靴の展開を開始します。
一方そんなジョージ氏の甥もまた靴職人として研鑽を積んでいました。それがアンソニークレバリー氏です。
アンソニーはジョージとは対照的に造形美に強い拘りを持ち、2つはそれぞれが独立した別のブランドをもっていましたが、現在はジョージクレバリーの上級ラインの立ち位置としてアンソニークレバリーがあります。
そのアンソニークレバリーの代表作がこちらのチャーチルになります。
顧客の一人であったイギリス首相、ウィンストン・チャーチルのビスポークシューズがモデルとなっています。
このモデルの特徴は履き口横のゴムを短冊状にした革で隠す仕様、所謂レイジーマンとなっています。
全体のデザインは紐靴のように見えるデザインで、レイジーマンと呼ばれるもの。簡易的に脱着できるのに、紐靴のようにフォーマルに見えることからも脱ぎ履きが多い文化の日本でも近年人気を博しています。
さらにチャーチルはキャップ部分もよく見ると革の重なる部分の無い、一枚皮にステッチのみ施したイミテーションフルブローグとなっています。
製造元であるエドワードグリーンのフルブローグモデル、「インヴァーネス」等にも見られるこの手法は、革が二重になっている部分が無いため、履きおろしから屈曲部分に硬さを感じづらいメリットがあります。
他にも底面の仕上げなど既成靴の中では見られない仕上げが盛りだくさんとなっています。サイズ感なども含め動画にて確認しながら説明をご覧いただけば幸いです。
もう一つ動画では、こちらも日本では流通量の少ないブランド、オーベルシーの一足ご紹介。
おそらく靴好きの方々のみの知名度に留まっていると言えます。
今回は日本のセレクトショップ、アリストクラティコ別注のオリジナリティのある内羽根ブラインドブローグシューズとなります。
ウイングキャップの端が羽根の部分を囲うアデレードのようなパーツ数の少ない上品な印象です。
アッパーはショルダーカーフと思われる革のナチュラル系のカラーを使用しており、自然な皺やシボ感が全面に出ています。
質感は靭やかかつソフト。革の重なった部分でもストレスは感じづらい足馴染みの良さがあります。
この色も素敵ですが、ちょっと扱いづらいと感じた方にはクリーム等の吸いも良いため、パティーヌ等の染め替えベースとして購入を考えてもよろしいかもしれません。
先日ご常連様にも試着頂きましたが、ラングラーやリーバイス517等のフレアのデニムパンツと合わせるとどことなくウエスタンブーツのような雰囲気にも見えて非常に好相性な組み合わせでした。
他にも意外な合わせ方で化ける靴かと思いますので、コーデの幅を広げる目的としてもトライしてもいい一足かなと思います。
その他J.M.ウエストンから、重厚なトリプルソールダービーや世代を問わず愛される、グッチビットローファーのゴールデンサイズ。珍しいところではオールデンのショートモンキーシューズなど今週は内容の濃い品物のラインナップとなっています。
中古革靴業界初の試みとなる、youtube動画説明を付けております。
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オールデンの22141NSTラベロコードバンなど入荷しました。先行で動画公開中です!
いつもご覧頂きありがとうございます、ラスタイルです。今週の白眉はアメリカの老舗シューメーカー、オールデンからマニアの方も心惹かれるであろうレアカラーコードバンモデルのご紹介です。
革靴で言いますと、廃盤やヴィンテージのお品であっても二次流通で定価を超える物は非常に限られてきます。
その中でプレミアム価格で取引される数少ないお品にオールデンのレアカラーコードバンモデルがあります。
馬の臀部の革、シェルコードバンは生前の傷や汚れが目立たないように、ほとんど黒やバーガンディといった暗い色で染められます。
その中で明るいお色で染められた上質かつ希少な革をオールデンでは特にレアカラーコードバンとして扱っています。
ショップのアニバーサリー等で別注される事が多いそれらのアイテムですが、当然生産数も少ないため、抽選や販売店との信頼関係を結び、お店側から購入権利を貰うといった購入方がほとんどです。
そして今回のこちらはラベロコードバンを使用したNSTモデルとなっております。
NSTは大変人気の意匠となりますが、高い精度が求められるこの手縫いはオールデンでも数名の職人のみが扱えるわざとなっており、後継者不足が危惧されています。
希少な素材にオールデンの技術の結晶は当に芸術品の域に思われるのも納得です。
動画では木型に関する説明や、サイズ感、色個体やムラ感などより詳しく解説していますので気になる方はご視聴頂ければと思います。
今週の火曜出品動画はこちらのみとなりますが、エドワードグリーンからはカムデンも入荷致しております。
サイドゴアブーツ、チェルシーブーツと言われるこの形のシンプルなデザイン性は現代のファッションとも親和性が高く、脱ぎ履きのしやすい点でもお求めの方も多いアイテムです。
少ないパーツ数だからこそ、ちょっとした素材の質やシルエット感が全体の雰囲気に影響するサイドゴアブーツですが、エドワードグリーンの作るそれはあまり革靴を知らない方の目からみても上品さを感じさせるかと思います。
アッパーにはHAAS社との共同開発で生まれたユタカーフを使用しています。
オイルアップされたグレインレザーは柔らかさと強靭さ、撥水性を兼ね備えた実用性抜群の革です。
こちらはさらにビブラムソールが採用されています。
天気の安定しないこの季節にも頼りがいのある一足となっています。
動画でのご紹介以外でもまたまたオールデンからレアカラー、マホガニーチャッカブーツや廃盤となってしまったクラシックなダブルモンクシューズ、JMウエストンの537。その他国産最古のシューメーカー大塚製靴の最上級コレクションM5-114など計13足掲載予定です。
在庫のあります広島店はもちろん、来週末から営業期間に入る東京青山店でもお取り寄せしてご試着も可能となっております。
関東圏にお住まいの方はこちらのラスタイル青山店 商品試着予約フォームよりご予約も可能ですのでご活用下さいませ。
]]>コルテのアルカなど入荷しました。先行で動画公開中です!
いつもご覧頂きありがとうございます、ラスタイルです。今週の白眉は3大仏靴名が挙げられながらもも日本国内では流通の少ない、コルテ。その代表モデルでもあるVフロントデザインのアルカをご紹介です。
創立者のピエールコルテ氏は日本の重要無形文化財保持者にあたる「メートル・ダール」も受賞している通り、フランスという国にも認められた職人です。同氏のブランドとして真っ先に挙がるのがこちらのアルカです。
「ARCA」は箱舟等を意味しますが、祖父の所有のヨットをモチーフの一つにしたモデルと語っています。
ベグデーグル、鷲のくちばしと言われるトウのデザインはコルテの名前を押し上げたシルエット。
イギリスのビスポークシューズから誕生したと言われているこの形を、よりなだらかな流線型につま先が落ち、サイドラインは直線的に木型を削ったデザインとなっています。
今回の色はパティーヌによって深く色気のあるカラーリングのものが多い中、こちらはアルディラと言われるライトブラウンのカラーリング個体で比較的爽やかな印象です。
今の時期であればケミカルウォッシュされたデニム、生成りのようなリネンにも軽快に合わせていけそうです。
動画では木型に関する説明や、サイズ感、独自の紐の結び方などより詳しく解説していますので気になる方はご視聴頂ければと思います。
明日公開の動画ではオールデンから、この雨季に活躍が期待できるクロムエクセル版9901、94327をご紹介。
オールデン代表モデルにあるクリッパーオックスフォード、990/9901。こちらはコードバンが使用されて独特な表情が魅力的な一足です。しかしながらコードバンの性質上あまりこの梅雨時期は得意ではありません。
そこで、ご紹介したいのがクロムエクセルレザーを用いた今回の94327。クロムエクセルは足馴染みもよく、油分を多く含んでいる事から水にも強いのが特徴です。
細かいキズは付きやすいですが、反対にブラッシングすればすぐに元通り。プレーントゥで全天候型となれば、とりあえずこれとなる一足であることは間違いないかと思います。
レザーソールでしたが既にハーフラバーも装着済みでよほどの大雨などでない限りは気兼ねなく履けるかと思います。
動画でのご紹介以外でもジョンロブから最小サイズ帯のウィリアムのバッファローレザーや夏場に持ってみたい、チーニーのグルカサンダル ペンザンス。その他近年注目集まる国内ブランドのウィールローブなど計12足掲載予定です。
在庫のあります広島店はもちろん、来週末から営業期間に入る東京青山店でもお取り寄せしてご試着も可能となっております。
関東圏にお住まいの方はこちらのラスタイル青山店 商品試着予約フォームよりご予約も可能ですのでご活用下さいませ。
]]>エドワードグリーン未使用品が多数入荷しました。先行で動画公開中です!
いつもご覧頂きありがとうございます。ラスタイルです。今週は英国シューメーカーの中でも随一の履き心地に魅了される方も多い名門エドワードグリーンから、チェルシーやカドガン、ドーバーなど代表モデルの未使用品が多数入荷しました。
中でも今回先行してご紹介させて頂くのが、セミブローグデザインのカドガン。エドワードグリーンの最たる木型でもある202ラストになりますが入荷したお品は通常展開のEウィズではなくDウィズになります。
普段202ラストの7Eだと若干履き込むとゆるく感じていた細身の方にはおすすめです。もちろん細身の82ラストという選択肢もありますが202ラストのカドガンらしいトゥキャップの短いクラシカルな雰囲気がしっかり残っている点が非常にポイントが高いかと思います。
細身な木型を採用した製品は他メーカーも近年リリースされていますが、キャップが長めに設定されているものが殆どのため、今回の202ラストのDウィズカドガンは一個人としても大変そそられます。
Dウィズの展開は一部百貨店でしか展開されておらず、実は入手がし辛いんです。勝手ながらな希望ですがもっと展開してほしい品物の一つです。
オンオフどちらでも兼用しやすいセミブローグかつお探しの方も多いサイズ帯です。店頭でも人気のお品物になりますのでお早めにご検討下さいませ!
明日公開の動画では、同じくエドワードグリーンから未使用ドーバー3足一気にお出ししています。
こちらはサイズ6Eと先程よりか小さめなサイズとなります。こちらはドーバーラストの32ラストではなく202ラストとドーバーではあまり流通しない木型となっています。
こちらは先述のカドガンと比べて、202ラストなどある程度甲周りに余裕のある木型の展開が少ないお品物です。
今回3色入荷してますが、中でもレッドウッドアンティークは当店でも過去2,3足のみと流通が少ない色味です。
レッドと名前がつくので派手な赤みと思いきや、ほんのりと赤みのあるブラウンという印象でコーディネートとしても取り入れやすい可と思います。
是非写真はもちろん動画にて色味も見て頂ければと思います。
エドワードグリーン以外にもグレンソンやパラブーツで汎用性の高いプレーントゥシューズや、チャーチの定番レディースシューズのバーウッドなど計14足を掲載予定です。
中古革靴業界初の試みとなる、youtube動画説明を付けております。
接客されている気分で高画質画像と革靴接客動画をご覧いただきながらご検討いただければ幸いです。
クロケット&ジョーンズキャンベリー2ダブルモンクブーツなど入荷しました。先行で動画公開中です!
いつもご覧頂きありがとうございます。ラスタイルです。今週の白眉は日本でも有名セレクトショップ等多くの取り扱いと人気を誇る英国の人気ブランド、クロケット&ジョーンズから映画にも出演した一足をご紹介です。
映画はスパイアクション映画の金字塔、007。主人公ジェームズ・ボンドの靴としてブラックのタイに3ピーススーツのストイックな装いの足元を飾るかたちで「スペクター」にてカメオ出演していました。
今回は珍しいブーツタイプのダブルモンクシューズとなっています。
ダブルモンクの成り行きは、かつて飛行機乗りが履いていたアビエイターブーツを元に後に短靴化されていますので、元をたどればこちらのほうがより正統派とも言えるかもしれません。
靴の各所に注目しますとストームウェルト付きのオールラウンドグッドイヤーで、底面はダイナイトラバーソールと実用的な箇所が随所に感じられます。
木型はセミスクエアトゥの348ラスト。007で出演するクロケット&ジョーンズの靴では採用率の高いシャープな佇まいの木型です。
全体的には王道のフォーマルではないかと思いますが、上品さとハードな印象がジェームズボンドとも重なります。
そのため合わせ方としては、カジュアル〜セミドレスという位置付け。映画での合わせ方のようにスーツスタイルに合わしてもいいですが、デニムにあわせて少しパンクっぽく合わせてみるのもアリだとおもいます!
来月からクロケット&ジョーンズもモデルにもよりますが1万円前後正規店価格改定となります。2次流通の市場ではじわじわとお値段も上がるかと思いますが、こちらは人気モデルとなりますので特にお早めにご検討頂ければと思います。
もう一つ明日公開の動画では、王道のジョンロブフィリップ2とシティ2をご紹介。
今月にかけてやはり結婚式の出席などドレスシーンのイベントを控えている方も多く、店頭でもお求めの声が高くなる2モデルです。
詳しくは動画にてご覧頂ければと思いますが、未使用と申し分ないコンディションになっております。
その他チャーチからシャノンの小さめサイズやパラブーツのウィリアム未使用、周年モデルのミカエルポニーなど14足とオールデンなどシューツリー約10点掲載予定です。
在庫のあります広島店はもちろん、今月末〜来月2日まで開催となります東京青山店もお取り寄せしてご試着も可能となっております。
関東圏にお住まいの方はこちらのラスタイル青山店 商品試着予約フォームよりご予約も可能ですのでご活用下さいませ。
]]>ジョンロブのシャンボード2など入荷しました。先行で動画公開中です!
いつもご覧頂きありがとうございます。ラスタイルです。今週の白眉は革靴の王様とも評されるジョンロブから、現在では惜しくも展開しなくなった名品をご紹介しています。
今回はエドワードグリーンなどに代表されるエプロンフロントダービーの一品です。
狩猟やスポーツをする時に履かれていたデザインを源流に持つUチップシューズの中でもエプロンフロント、スプリットトゥダービーはそのシャープな印象からウィークエンドとビジネス、両方で受け入れられている人気のデザインになります。
エプロンフロントタイプのUチップは素材や色によってドレスとカントリー、雰囲気がかなり異なります。
今回のお品物は2015年に日本限定モデルとして登場したスエードコンビと、大人カジュアルな印象です。
鈴を主成分とした合金を意味するピューターと茶色の合わせは渋みのある落ち着いたカラーリング。
ダークブラウンのスエードは毛足がかなり長めの個体となっています。
日本限定のシャンボード2の仕様になるのが、底面のオクトーバーソール。
程よい弾力性とグリップ性があり現在のような雨季にも助かる仕様可と思います。
サイズも7.5EでUK7の方でも厚手のソックスで合わせるなら問題なさそうな若干小さめ個体となります。お求めの方が多いサイズですので是非お早めにご検討下さい。
実際のところ先週動画でご紹介したお品物は早期に完売となりました...。
明日公開する動画では、こちらもこの時期には欲しくなる一足を。
トリッカーズの定番モデル、バートンからカスタムオーダーされたスペシャルな一足をご紹介予定です。
こちらはアメリカのタンナーホーウィン社が手掛けた「キャバリエカーフ」という革を全面に使用されている珍しいお品。
ホーウィン社で有名なクロムエクセルがありますが、どちらもクロムとベジタブルのコンビ鞣しでありオイルとワックスを含んでいる耐久性に優れた靭やかなレザーです。
クロムエクセルとは使用されるオイルとワックスの配合は異なり、キャバリエの方がわずかに油分は少なくなっているそうです。
その分というべきでしょうか、キャバリエの方が発色豊かな展開となっています。
もちろんクロムエクセルと同じようにキャバリエカーフも水に強い為、急な雨にも動じません。
今回のカスタムオーダーでは煉瓦色のダイナイトソールが使用されており、カジュアルな志向、かつ全天候型である意図がうかがえます。
今回サイズ表記が8ですが、おそらく過去にあったUS規格品のためか現在統一されたUK規格品より一回り小さいサイズ感となっています。こちらは詳しく動画にて説明していますので動画もご一緒に後日ご覧頂ければと思います。
他にもジョンロブから夏場におすすめなアンラインドのアシュレイや数年前に記念モデルとして展開されたシングルモンクのフォウルド。珍しい色ではエドワードグリーンからレッドベリースエードのマルバーンやJ.M.ウエストンの廃盤になった310などなど内容の濃い15足を掲載予定です。
中古革靴業界初の試みとなる、youtube動画説明を付けております。
接客されている気分で高画質画像と革靴接客動画をご覧いただきながらご検討いただければ幸いです。
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上記期間は当店にて、系列店「UNPOINT(アンプワン)」のHERMESをメインとしたアクセサリー販売会を開催します。
開催期間中は、店頭での革靴の販売・買取等の業務は休業となります。
またオンラインでのお見積りやオンラインショップでのご注文から配送までにお時間頂く場合がございます。
何卒ご理解ご了承下さいませ。
イベントについては下記UNPOINT投稿、またはプロフィールページをご覧ください。
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ジェイエムウエストンのハントダービー旧ロゴなど入荷しました。先行で動画公開中です!
いつもご覧頂きありがとうございます。ラスタイルです。今週の白眉はフランス靴として人気を誇るジェイエムウエストンから、最上位に君臨するハントダービーになります。
ウエストンは180やゴルフは持っていてもハントダービーはなかなかお持ちの方は少ないかと思います。
目を引くのはダブルレザーソールを蝋引きの麻糸にて三角形に縫い付けている、677の特徴的な製法です。
迫力のある一足ですが手縫いによって成形される繊細な手仕事が随所に光ります。
この雰囲気にコーデとして全体が負けてしまわないかと思われがちですが、履いて鏡越しに見れば重厚すぎないまとまり感ももありつつ、履き心地も思ったほどは悪くありません。
そして今回は2つ前のロゴ期、所謂旧ロゴのアイテムになります。
ハントダービーはゴルフやハーフハントへの採用は廃盤となった油分を含んだロシアンカーフを現在でも使用している数少ないモデルです。
シワ等はボックスカーフと比較するとざっくり入る物が多い中で、こちらはキメの非常に細かな個体となっております。
時代の旧い製造のものは、良い個体の物が多いですが中でも特にこちらも当たり個体といえます。
サイズは6Eの中ではやや甲周りが絞りが効いており、今回の個体に限っては普段ゴルフで5.5D〜6Cあたりを着用の方でも厚手のソックスで踵抜け感なく履けるサイズ感となります。
今回はお値段等お問い合わせとなりますが、既にインスタグラム掲載の時点でもお問い合わせ頂いています。気になる方はお早めにご連絡下さいませ!
明日公開の動画もジェイエムウエストンをご紹介。こちらはこの時期に欲しくなる人気の180。
ブルーファンダンゴという細かなシボ加工が施された素材をメインにしたお品になっています。メンズプレシャス別注の商品でカントリー感は漂わず、ネイビーの色味も相まって上品なテイストとなっています。
2015年当時の180の定価よりも幾分か上乗せされた金額で販売されていた限定の特別モデルです。
夏場にかけて白パンやリネン生地などとあわせてぴったりなカラーとなっていますので、是非サイズが合いそうな方はお早めにご検討下さい。
その他定番のオールデンVチップ54332、や4545Hタンカーブーツの使用わずかなものや、今やチーニーの一番人気モデルとして定着したケンゴン、パラブーツからデカタグのシャンボードなど計15足掲載予定です。
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チャーチ製ブルックスブラザーズのパンチドキャップトゥなど入荷しました。先行で動画公開中です!
いつもご覧頂きありがとうございます。ラスタイルです。今週の白眉は米国にてもっとも歴史ある紳士服ブランドの名門、「ブルックスブラザーズ」と、同じく100年以上の歴史を持つ英国の名門「チャーチ」のヴィンテージシューズになります。
ブルックスブラザーズといえば2020年、ファッション業界を激震させた事実上の破産申請は記憶に新しいかと思います。
歴史を振り返ればボタンダウンシャツなど当時のカジュアル化を進め躍進したブルックスブラザーズですが、皮肉にも現代のさらなるカジュアル化の変化に倒れる形となりました。
さてそんなブルックスブラザーズですが200年にも及ぶ歴史の中で、手を組んできたブランド、会社は多岐にわたります。
今回は80年代にチャーチが製作依頼したもので、「ブルックスイングリッシュ」というコレクションになります。
このコレクションはチャーチを始めとする英国メーカーにOEM依頼されています。
木型はおそらく専用かと思いますが、911(ザ・カーゾン)と名付けられたボリュームも感じるラウンドしたトウの形状。
羽根からつま先までの輪郭に起伏はあまりなく、ヴィンテージシューズのシルエットの雰囲気を楽しんで頂けます。
レースもアッパーより明るい色味の平紐という点も個人的には非常に好きな点です。
ライニングもこの年代のお品とあり、キャンバスライニングとなっております。
耐久性はレザーとくらべやや劣るものの、足馴染みのよさや軽快感という点ではキャンバスの強みといえます。
色はフランス語でカラマツを意味するメレーゼで、全く異なる国の色名が使われていたり自由なネーミングです。
動画ではサイズ感や使用感など更に詳しく説明しています。
トラッドな雰囲気を感じる名門ブランドの一足。ご興味のある方はお早めにご検討下さいませ。
もう一つ明日公開の動画ではこれからの季節にお探しの方も多いオールデンのコインローファーを3足同時にご紹介しています。
今回は米国版VANラスト、日本版VANラストと同じ名前ながらも見た目や履き心地も異なる仕様となります。
コードバンも注目ですが中でもブラウンカラーのカーフは発色豊かな米国版VANラストで、スタイルに非常にマッチしやすいお品かなと思います。丁度デニムのステッチと同じような色味なのでそこから色をひろって統一感を出すのもありかと思います。
なお今回コードバンのモデルに関しては小さめの個体となっていますので、動画にて詳しいサイズ感も説明しています。
動画での説明以外にもエドワードグリーンからユタカーフをあえて型押ししないデラプレレザー×R1ラバーソールのウエストミンスターもこれからの梅雨時期を楽しむアイテムとしてに大変おすすめです。
マニアックところではボノーラのノルベジェーゼ製法のプレーントゥやJ.M.ウエストンからゴルフブーツ、オーベルシーのシングルモンクなども掲載予定と計14足掲載予定です。
中古革靴業界初の試みとなる、youtube動画説明を付けております。
接客されている気分で高画質画像と革靴接客動画をご覧いただきながらご検討いただければ幸いです。
オールデンのなど入荷しました。先行で動画公開中です!
いつもご覧頂きありがとうございます、ラスタイルです。今週の白眉はオールデンから出回る数も少なくも人気度の高いタンカーオックスフォードをご紹介です。
名前の通りそのタンカーブーツを短靴仕様に落とし込んだのがタンカーオックスフォードです。
NSTからUチップに変更しバランスを取っている等、全体的纏まったデザインの名作です。特にミリタリーやワーク系ファッションとも好相性な存在ですね。
木型はミリタリーラストでソールはクッション性に富むプランテーションソール。このあたりはベースとなったタンカーブーツと同じ 仕様となっており履き心地も保証されています。
尚、今回のお品は純正と同じ仕様にオールソールされています。オールソールされているお品というのはかなり履き込まれた物が多いですが、こちらはソックシートのロゴもまだ残っている状態。
中底やライニングに大きな劣化が見受けられないことからも比較的早く交換されたのかと思われます。こちらに関しては動画やお写真からでも外部内部の状態を確認ください。
市場にもあまり出てこないモデルかつ、珍しい小さめサイズとなっております。ご興味のある方はお早めにご検討下さいませ。
さて明日以降公開の動画では、クロケット&ジョーンズから今や一番の代表作とも言える人気のタッセルローファー、キャベンディッシュ3をまとめて2足ご紹介しています。
一つはブラックカーフのビジネスシーンでも扱いやすいタイプ、そしてレアカラーであるホーウィン社製のウイスキーコードバンをラインナップ。
今回レアカラーであるウイスキーコードバン仕様にフォーカスすると、程よく履かれているため程よく飴色になっており始めから扱いやすい印象です。レアカラーコードバン気になるものオールデンではちょっと高いなということであれば、今回のお品は穴場商品かと思います。
さらにもう一つ明日の動画では、エドワードグリーンからセミブローグのカドガンをご紹介。
今回は久々に5.5Eというサイズでなおかつ最もクラシカルな202ラストが入りました。202ラストになるとキャップも短めで、ビジネスシーンはもちろんのこと割とカジュアルなコーディネートでも合わせやすいというメリットも併せ持ちます。
比較的状態もよく、純正シューツリーも付属。なかなかこのサイズで純正ツリー探すとなると難儀することが多いので嬉しいポイントかと思います。
動画でのご紹介以外でもJ.M.ウエストンから未使用の180のバーガンディカラーやクロケット&ジョーンズボストン2のウイスキーコードバン。珍しいところではストールマンテラッシのシャドーステッチホールカット未使用など計23足のラインナップとなります!
在庫のあります広島店はもちろん、現在営業期間中の東京青山店もお取り寄せしてご試着も可能となっております。
関東圏にお住まいの方はこちらのラスタイル青山店 商品試着予約フォームよりご予約も可能ですのでご活用下さいませ。
※店舗間の移動期間もありますので、週末にお取り寄せ試着希望の方は24日(木)頃までのご予約をお願い致します。
]]>そのためオンラインストアにてご注文いただいた商品の配送・宅配買取の受け取りに影響がある場合がございます。
詳しくは各配送会社によるお知らせもご覧くださいませ。
【日本郵便】
「G7広島サミット」の開催に伴う、郵便物・ゆうパックなどのお届けへの影響について
【ヤマト運輸】
「G7広島サミット」の開催に伴う交通規制の影響によるお荷物のお届け遅延と、一部地域での時間帯指定等の中止について
【佐川急便】
G7広島サミット2023開催に伴う交通規制による配送遅延について
尚広島店の営業は通常通り行う予定ですが、交通規制等の状況により店休や営業時間短縮の可能性ありますことご理解いただければ幸いです。ご不安な場合は、お手数ですが事前にお電話下さいませ。
ご来店の際は交通規制等ございますので、下記広島県警察のHP・公式ツイッターもご参照下さい。
【広島県警察HP】
※サミット会期中は上記サイトアクセスが繋がりにくくなる可能性もあるため、下記広島県警察の公式ツイッタータイムラインもご利用下さい。
ご迷惑おかけしますがよろしくお願い申し上げます。
]]>オールデンの4561Hプレーントゥブーツなど入荷しました。先行で動画公開中です!
いつもご覧頂きありがとうございます、ラスタイルです。今週の白眉はオールデンからお求めの方も多い4561Hのゴールデンサイズをご紹介です。
オールデンのブーツと言えば、タンカーブーツやインディーブーツなど独自のルーツを持つ、アメリカンな無骨で迫力もあるモデルも揃っていますが、現代的なファッションとも統合性が取りやすいのはやはりプレーントゥという声も少なく無いかと思います。
代表的なマテリアルでもあるコードバンの畝る履き皺の表情を最も演出できる点も魅力的です。
またモディファイドラストの快適な履き着心地は一度味わうと病みつきになります。履き心地もですが、6インチブーツだからこそ踵のシャフトあたりにかけての抑揚が美しく演出されています。
このあたりは往年のアメリカンシューズというよりも中性的な雰囲気も感じます。ドレープの効いたパンツなどとも相性もいいかと思います。
今回はサイズが7.5D、そして未使用と最高のコンディションとゴールデンなサイズ帯になっています。
時期からするとこれからは敬遠するかもしれませんが、どちらにせよ秋口にかかれば即完売となるアイテム。競争率が低い今のうちに入手されてみてはいかがでしょうか。
明日公開の動画では、パラブーツのミカエルフォックをご紹介。なんとこちらも未使用デッドストックとなります。
インターナショナルギャラリービームス別注のもので通常のミカエルよりもウェルトの凹凸が異なっていたり、素材も普段のパラブーツではあまり使われない配色のグレインレザーなど一工夫されているアイテムです。
こちらもサイズは40、UK6.5あたりの方も比較的多いサイズ帯。大変希少性の高いモデルのためこちらはお問い合わせ商品となっておりますことご了承ください。メールにてご連絡頂れば幸いです。
さて今回は多めにもう一つ動画を投稿します!幻のメーカー、ボノーラのUチップエプロンフロントダービーを明日動画でご紹介します。
何度か紹介してきましたがボノーラはすでに廃業となったシューメーカー。過去にはジョンロブの最上級コレクション、プレステージ未だに熱いファンの方も多く、当時のボノーラ製ジョンロブもまた希少なアイテムとして高い人気を誇ります。
イタリアのアウトドアシューズに見られるノルベジェーゼ製法に、スプリット部分を長くもたせたエプロンフロントダービーのデザインとなっています。
グレインレザーを採用しているのもカジュアル使いにしっかり履き込めるタフな雰囲気に仕上がっています。
サイズ表記は今回5.5Eとなりますが、サイズ感としてはは大きめで一般的なUK6相当となります。過去に取り扱ってきた経験からも概ね大きめな傾向にあります。
コンディションもすこぶるよく、サイズの合う方は滅多に手に入れることができないお品ですので是非トライしていただきたいと思います。
他にもジョンロブ2009年イヤーモデルや、チャーチのUS製コードバンプレーントゥ、旧チャーチのモンクストラップなど珍しいアイテム盛りだくさんのラインナップ。今週は20足と多めにお出ししています!
在庫のあります広島店はもちろん、ご予約頂ければ来週から開催となります東京青山店もお取り寄せしてご試着も可能となっております。
関東圏にお住まいの方はこちらのラスタイル青山店 商品試着予約フォームよりご予約も可能ですのでご活用下さいませ。
]]>オールデンのウイスキーコードバンローファーなど入荷しました。先行で動画公開中です!
いつもご覧頂きありがとうございます、ラスタイルです。今週の白眉はオールデンの中でも一際希少性の高い、レアカラーコードバンのウイスキーカラー。そして人気のコインローファータイプを2足一気に紹介です!
ウイスキーコードバンといえばオールデンにコードバンを供給するタンナー、ホーウィン社が手掛けるコードバンの中でも最も薄いお色となります。馬の皮に生前に付いた傷や汚れが誤魔化せない為、特に上質な原皮がその色に染められますため球数が圧倒的に少ないことでも有名です。
バーガンディやブラックの濃い色でも部位や個体によって色の差があることで知られるですが、こちらも製造年代やロットによってその雰囲気はかなり異なります。
今回の2足もまた同じウイスキーコードバンを採用したペニーローファーとなりますが、色味はかなり違って見えます。
色も違いますが、木型も同じ名前のVANラストですが、日本版と米国版という違いがありこちらも含め同じカラー、木型の名称ながら全体の雰囲気の違いを是非動画にてご覧頂ければ幸いです。サイズも8、8.5Dとゴールデンサイズとなります。
使用されるもよし、履かずに見て楽しむにも価値ある物かと思います。ご興味のある方はお早めにご検討下さいませ。
もう一つ動画ではジョンロブパリのビスポークをご紹介。
ジョンロブといえば通常の既製品ではジョンロブパリを指し、本家はジョンロブ ロンドンやロンドン ロブと呼ばれ区別されています。今回はジョンロブパリのビスポークシューズになります。
現在、ジョンロブパリの既成モデルは靴の聖地イギリス ノーザンプトンにある工房を制作していますが、ビスポークシューズに関してはパリのアトリエにて作られています。(ちょっとややこしいですね...)
今回のお品はビスポークらしい既成では無い独特のデザインとなっています。
ジョンロブのエンジ色の靴箱を彷彿とさせるような落ち着いた紫のスエード素材をアッパーに用いており、それを一枚革にて成形しています。なおかつシームレスヒールの仕様となっております。サイズはUK8.5〜9相当となりますが詳しいサイズ感は動画でも述べていますのでご覧頂ければと思います。ちなみに今現在オーダー価格は180万円だそうです....。
他にも、オールデンからレアカラーのラベロNSTやパラブーツのデカタグレースアップブーツ、アヴィニョンのコードバンなど非常に珍しいラインナップを17足ご用意しています。
在庫のあります広島店はもちろん、ご予約頂ければ来週から開催となります東京青山店もお取り寄せしてご試着も可能となっております。
関東圏にお住まいの方はこちらのラスタイル青山店 商品試着予約フォームよりご予約も可能ですのでご活用下さいませ。
]]>いつもお世話になっております、ラスタイルです。皆様ゴールデンウィークいかがお過ごしでしょうか?
さて当店では、初公開のヴィンテージ品やレアアイテムを含めたプチ販売会を開催します。
ジョンロブ、エドワードグリーン、J.M.ウエストンの旧き良き時代の品物、オールデンからは新たに入荷したレアカラーコードバンやブルックス名義など20点以上並べる予定です。
販売する20点以上の内、約10点は店頭・先日のポップアップストアを含め完全初公開となるお品物ということで、ちょこっと放出ですが内容は濃いめとなります!
明日の正午公開の動画にて概ねの商品を簡単にご案内します。
ご来場頂いた方限定で公開する非常に希少な1足もありますので、お楽しみに…。
是非ご覧になるだけでもお気軽にお越しくださいませ。
[日程]
5/3(水)〜5/7(日)
各日12:00〜18:00
[開催場所]
UNPOINT(アンプワン)
住所 広島県広島市西区草津新町2ー16ー1 2F
※お客様不在時は施錠している場合があるため、お手数ですが先に徒歩1分圏内にあるラスタイル広島店までお越し下さいませ。
いつもご覧頂きありがとうございます、ラスタイルです。
今週の白眉は、最高級靴としても名高い、ジョンロブから代表モデルでもあるストレートチップ、シティの紹介です。
中でも今回は90年代初頭から中期の数年間だけメインに展開していた、貴重な2466ラストを採用のお品となります 。
ご存知の方も多いとは思いますが、現在は初代シティも廃盤となり現行は7000ラストを採用されたシティ2が主流となっています。
(後にはシティ3も存在はするのですが、どうやらなかったことにされている印象です...。)
初代シティといえば丸みのある8695ラストが印象強いかと思いますが、こちらはおよそ90年代中期からの展開となるため、2466ラストはより展開が少ない木型となります。
つま先は適度な丸みを感じるエッグトゥで英国靴然とした出立ちです。
当時エドワードグリーンが製作・製造を担当していたということもあるためか、優秀なヒールカップの掴みになります。甲もやや低めの設計。どちらかといえば細身の足型の方に適合するラストになります。
サイズは7Eですが先述の通り比較的細身の木型になることや、当時の肉厚な革の影響もあるため概ねUK6.5あたりを履かれる方のほうが適合しやすいかと思います。
普段ジョンロブのフィット感にやや物足り無い方や、当時の肉厚な革の質感を体感したい方にとってはめったに無い入手機会かと思います。
今週はイベント動画の掲載のため商品動画説明はお休みさせて頂きました。
それでも他にも2都市、3都市時代の旧チャーチのモンクストラップ、ジョージクレバリーのビットローファー、オールデン定番のロングウイング9751、 当店初入荷のスペインブランドTLBなど15足掲載予定です。
また、広島の店頭では5/3(水)〜5/7(日)の期間ヴィンテージアイテムなども20点放出します。
大型連休を機にぜひ店頭もお立ち寄り頂ければ幸いです。
]]>オールデン99521サドルシューズなど入荷しました。先行で動画公開中です!
いつもご覧頂きありがとうございます、ラスタイルです。今週の白眉はオールデンより、別注の異素材コンビのサドルシューズになります。
コンビカラーシューズの一つとしても人気のサドルシューズは個性的な配色も見かけます。
99521もスムースレザーとグレインレザーの異素材コンビとなっております。
オールデンといえばコードバン、そしてコードバンを供給しているホーウィン社はクロムエクセルやシャモア等多数他素材も多数オールデンに供給している深い関係性がありますが、ホーウィン社以外のレザーも用いています。
特にカーフに関しては決まったタンナーのものを使うのではなく、製造ロットによって様々な所の革が用いられていると言われています。
今回用いられているアルパインカーフもアノネイ社が制作する人気レザーです。
水や傷に強く、ハリ感のあるこのレザーは他有名ブランドでも採用されるタフな素材です。
凹凸感は比較的激しくはなく、光沢をまとっている事からも野生みというより、ラグジュアリーな雰囲気も感じます。
金の外鳩目もアクセントになっており、華やかでもありながらクラシックな足元に仕上がります。
動画ではサドルシューズを愛するスタッフがより熱を加えて語っていますので、ぜひご覧いただけければと思います。
明日公開の動画ではパラブーツから、アルビーというひと味変わったロングウイングチップをご紹介。
販売は2020年からと比較的新作の位置づけとなるモデルになります。
キャップの端がそのまま靴後方まで伸びるこのデザインはアメリカンシューズの代表的な意匠の一つでアメリカンブローグともいわれます。
ギンピングと穴飾りがありますがメダリオンはない為比較的スッキリとした印象です。
これは使用しているラストによる所もあります。
木型はダブルモンクシューズであるウィリアム、スプリットトゥダービーのアヴィニョンと同じ木型の194ラストを採用しています。
パラブーツではドレスライクな木型ですが細すぎる事はなく、他木型に比べて、より万人の足型に合いやすい設計に思います。
もうすぐ差し掛かる梅雨時期にも頼もしい一足ですので、是非サイズが合う方はご検討下さい。
他にもエドワードグリーンからスエードのドーバーやオールデンのモディファイドラストシングルモンク、クロケット&ジョーンズからブラックスエードのシングルモンクや夏場にうってつけのスペクテイターシューズなど計15足を掲載予定です。
中古革靴業界初の試みとなる、youtube動画説明を付けております。
接客されている気分で高画質画像と革靴接客動画をご覧いただきながらご検討いただければ幸いです。
オリエンタル アルバース コインローファーハッチグレインなど入荷しました。先行で動画公開中です!
いつもご覧頂きありがとうございます、ラスタイルです。今週の白眉は国産ブランドから近年注目が高まりつつある、オリエンタルになります。
奈良を拠点とするオリエンタルシューズは様々な有名ブランドのOEMを手掛ける等、そのクオリティは業界でも厚く信頼されています。長きに渡り、黒子的な存在として様々なブランドの下支えしていたオリエンタルシューズが、「オリエンタル/ORIENTAL」としてオリジナルシューズブランドを立ち上げたのは2016年。
現在では良心的な値段設定、優秀な素材や技術力ももちろんですが、商品デザインのニーズを掴んだことも相まってここ2年近くでよく見かける様になったと感じます。
今回のアルバースも普遍的な長すぎず、短すぎないノーズラインは親しみやすい雰囲気で定番人気となったコインローファーになります。
低めに抑えた甲から立体的なヒールカップの作りは日本人の足型に会いやすく、優れた追従性を発揮します。
また今回のアルバースはトレーディングポスト ラギットストア別注となっています。
ラギットストアはワーク・ミリタリー・カントリーを軸とした提案をコンセプトとするお店。カジュアルに使いやすいアイテムの商品群が多い印象です。
その別注となるこちらのアルバースにはハッチグレインレザーをアッパーに採用しています。
コードバンやクロムエクセルレザーで知られるアメリカを代表するタンナー、ホーウィン社が制作したハッチグレインレザーはひし形のような凹凸感で適度な張りと靭やかさを併せ持ったタフな素材です。
ダイナイトソールということも相まって、雨天でも活躍できるこれから頼りになる一足です。
素材の詳しい説明やサイズ感に関しては動画にて詳しく説明しているので是非気になる方はご覧下さい。
今週の火曜出品動画はこちらのみとなりますが、現在イベント中の広島三越ポップアップストアの追加商品の紹介動画も製作中ですのでご期待いただければと思います。
その他オールデンのウイスキーチャッカブーツやシングルモンクコードバン。クロケット&ジョーンズのコードバンセッジムーアなどなど計17足+シューツリーもお出ししています。
今週もボリュームたっぷりで出品していますのでお楽しみいただければと思います。
]]>トリッカーズのバートン、ウッドストックヌメ革限定モデル2品など入荷しました。先行で動画公開中です!
いつもご覧頂きありがとうございます、ラスタイルです。今週の白眉は英国カントリーシューズを代表とするトリッカーズから、限定で発売し注目を集めたヌメ革モデルをピックアップ。
今回はトリッカーズのアイコン的な存在であるバートン。ロングセラーの一つであるプレーントゥ、ウッドストックが同時に入荷しました。
この2モデルに採用されているヌメ革は正式には「ネオヌード」と名付けられたいます。
デンマークのシューズブランドが所有するタンナーが開発したもので、クロムや植物鞣しとも異なる独自のレシピにて作られています。
制作工程の際に出る排水も非常に少ない事から自然にも優しいレザーとなっています。
ヌメ革は紫外線にあたっても色味が変わって行く事から今後の成長が非常に楽しみなアイテムです。
当店にご来店頂いたお客様から評判のご試着時に履いていただくことの多いヌメ革のスリッパ(エンダースキーマ)も、日に日にエイジングが進んでおります。
人によっては一ヶ月天日干しにする方もいらっしゃったりと変化の楽しみ方は無限大かと思います。
サイズは大きめのサイズですが、即完売した人気度の高いアイテムのため合う方はお早めに!
今週は多忙となり動画を一つのみとなりましたが、他にも雨天時に活躍できそうなパラブーツのフォトンやチャーチのディプロマットスエード。珍しいところではジョンロブから外羽根ストレートチップのボードリーなど計15足+シューツリーも何点か掲載予定でぬかりはありません!
また、4/12(水)より約2週間、広島三越にて当店のポップアップストアも開催します。
中四国圏にお住まいの方はもちろん、広島に観光するタイミングなどあれば是非お立ち寄りいただければ幸いです。
こちらの概要はこちらの「広島三越 ポップアップストア開催のお知らせ」よりご覧くださいませ。
]]>広島三越にて、当店のポップアップストアを期間限定でオープン致します。
【開催期間】
2023年 4/12(水)〜4/25(火)
【開催場所】
広島三越 5F 特設コーナー
広島県広島市中区胡町5−1
※エスカレーターで5階に上ってすぐの場所となります。
今回初放出のジョンロブの限定イヤーモデル、オールデンのレアカラーコードバン、ビスポーク品など普段出会うことのできない紳士靴のスペシャルモデルをご用意しております。
その他定番モデルやお求めやすいお品、レディースモデルまで開催期間、約100点ご用意しています。
是非この機会にご来場下さいませ。近日一部商品の動画も投稿しようと思いますので、楽しみにして頂ければと思います。
公開致しました!
このような気合いの入ったラインナップを用意しますのでご期待下さい...!
同時にポップアップストアでは革靴のお買取も承っています。
お買取のみのご利用はもちろん、商品ご購入のお客様は下取り増額も実施します。
コレクション整理などあればご活用下さいませ。
尚、開催期間中も広島市西区にある広島店店頭は通常営業しています。(定休日,4/12(水)臨時休業を除く)
お買取りの持込の量が多い、お車での方が都合が良い方は広島店でのご利用もお待ちしております。
ジョンロブのペリエなど入荷しました。先行で動画公開中です!
いつもご覧頂きありがとうございます、ラスタイルです。今週の白眉は英国革靴のトップグレードとして君臨するジョンロブから、渋さのあるペリエをご紹介です。
ペリエは羽根の部分がVの字のように見える、所謂Vフロントダービーシューズになります。
外羽根のVフロントは2〜3アイレットの物が多く、今回のペリエもまた3アイレットのモデルです。
シンプルなデザインの為、アイレットの数でもかなり印象が異なって見えますが、個人的には3アイレットのVフロントはカジュアルさとドレッシーさが程よく感じられる汎用性の高いデザインに思います。
ブラックであれば冠婚葬祭にも使えるお品としても取り入れますが、今回はダークブラウン系のカラーとなり、より幅広いファッションとも親和性高く合わせていけるのも魅力です。
木型は現行の7000ラストよりも丸みのある8695ラストという点もよりカジュアルでの用途にも使いやすいと思います。
チャコールグレーのスーツで合わせもよし、デニムやあえてジャングルファテーグなどの軍パンにも合わせても色の調和が取れるかと思います。ワイドパンツにはボリュームのある靴をあわせるというのも一つのセオリーですが、土臭さをなくす目的としてちょっとだけドレス感の垣間見えるような靴で合わせると、より都会的なコーディネートになること毎違いありません。
随所のディティールから90年代末期から2000年初頭までに作られた個体と考えられます。
革も当時のジョンロブの靴に見受けられる奥からも艶が感じられる良質な個体です。
若い牛を使った時に見られる華奢なレザーのツヤとは違い、厚みもしっかりとありながらも漂うこの光沢感は見る人の目を惹きつけます。エイジングの表情も大変魅力的。動画では今回から靴をより見やすい画角にしていますので、実際に近い雰囲気を体感できると思います。
サイズ自体は一般的には若干小さめかと思いますが、探している方も決して少なくないところですので、お早めにご検討下さい。
明日公開の動画では、こちらもヴィンテージ、所謂旧ロゴ期のジェイエムウエストン180シグニチャーローファーをご紹介予定です。
今回のカラーはトゥカンバーガンディ。現行でも展開されているカラーですね。鮮やかさもありながら深みを感じるこのカラーは、濃紺のスラックス等とコントラストの対比を楽しんでいだだけるかと思います。
今回のお品はおよそ20年以上の製造品となりますが、クラックや大きなダメージなどないほどよく馴染みが来ている状態です。
シューツリーも今回は当時モノが付属していますので、付属品も含めお楽しみいただける内容です。
詳しくは明日公開の動画でご覧いただければと思います。
他にも今週は、チャーチの定番シャノンからコードバンをあしらった珍しいモデルやオールデンから人気のカーフコインローファー、アメカジを席巻するレッドウィングからアイアンレンジャーやベックマンのゴールデンサイズなど18足掲載予定です。
是非明日の掲載をお楽しみにお待ち下さいませ!
]]>こっそりと3月末〜約40点ほどにはなりますが、すでに予想以上の反響をいただいたことから、さらに対象商品を追加しました。
新しく追加した商品は以下のとおりです。尚店頭でも同額で販売していますのでご興味ある方はお越し下さい。
パネルハイドのブーツ。秋冬メインかと思いますが、素材や底付けからしても梅雨時期にも頼もしいかと思います。
サイズはUK7EですUK6.5ぐらいの方でも厚手の靴下なら気兼ねなく履けるサイズ感です。
チェスナットカラーのチェルシー。ストレートチップ=黒という印象が強いかと思いますが、一気にカジュアル志向も高まります。
色落ちしたデニムと合わせたりすればステッチを色を拾ったまとまりのあるコーディネートも可能かと思います。
こちらも同社を代表とするモデルのバートン。何故だけサイズ8のブラックが使用数回、美品、こちらのABランクと揃っています...笑
密かな人気を誇るカルミナのサイドゴアブーツ。使用回数もわずかかつ、純正シューツリーも付属です
メンズでは最小のサイズ帯にはなりますが、合う方は大変お得かと思います。
今度は大きめのサイズを。6アイレットプレーントゥの通称デミブーツ。スエードとモディファイドラストの組み合わせは手放せなくなります。
サイズ10.5Cなので、概ね10Dあたりを履いてる方やよりに履きたいのであれば9.5Dの方でもアーチフィッテングで合わせれるかと思います。
3都市時代、所謂旧チャーチの代表モデルコンサル。つま先付近の状態考慮していますが、この時代に起こりやすい履き口のひび割れもなく内部も破れなど見受けられないため実用性の高い一品かと思います。
その他にも気になっていた品物もセール対象になっているかもしれません。
詳しくはこちらのセール品カテゴリをご覧ください。
パラブーツのサイドゴアブーツ2モデルなど入荷しました。先行で動画公開中です!
いつもご覧頂きありがとうございます、ラスタイルです。今週の白眉はセレクトショップでも取り扱いの多い、パラブーツより意外と知られていないサイドゴアブーツ2型ご紹介です。
サイドゴアブーツは秋冬にはもちろんのこと、ですが特に今回は梅雨時期にも活躍間違いなしのアイテムの一つといえます。
今回ご紹介の「マネージ」「シャンフォート」はパラブーツオリジナルのラバーソールに、登山靴に用いられていたノルウィージャンウェルト製法で仕立てられており、まさにパラブーツらしい雰囲気。それでいてシルエットはすっきりとしており、ノーズも程よい長さとなっています。
さて2型ありますがまずマネージのご説明から。
こちらは定番モデルのチロリアンシューズ、「ミカエル」やコインローファーの「ランス」にも使用されるマルシェ2ソールを採用しています。こちらは厚みがありもっちりとしたクッション性が魅力です。
マネージの大きな特徴は、贅沢に一枚の革にて制作されたサイドゴアブーツになります。J.M.ウエストンの705と同じようなパターンの取られ型ですね。
またトレッキングブーツのアヴォリアーズなどと比較してもシャフトは長くデザインされています。
プルストラップは前後に一枚ずつ付いているタイプで履き口が狭く、ゴムの硬い為、前後で引っ張りながら履くように必要なものとなります。
サイドラインに継ぎ目のない所からよりすっきりと見えます。ただドレス完全なを目指しているかというと、先程の厚みのあるマルシェソールを採用している点や、ミカエルなどと同じ、三角のギザタイプのウェルトを用いていたりとカントリーテイストも節々に感じ取れ、バランス良く仕上げている印象です。
次にシャンフォートをご説明を。こちらはパラブーツの中ではドレスライン等に使用されるギャラクシーソールを採用しています。
マルシェソールと比較しますと薄い仕上がりで返りも良いのが特徴となります。
ドレスラインに代表されるように、パラブーツの中ではボリュームも出ない為よりシャープに演出しています。
サイドのゴムの切り返しは、エッジの聞いた切り返しとなっており先述のマネージと比べるとよりドレスに振った印象ですね。
丈も程よい高さに仕上げていることからも雨天での通勤時にも活躍してくれるかとおもいます。
シンプルで汎用性の高いサイドゴアブーツ、サイズが合いそうな方はお早めにご検討下さいませ。
もう一つ明日公開の動画ではシェットランドフォックスのケンジントン2をご紹介しています。
シェットランドフォックスの中でも最上級モデルとして君臨しているこちらのモデルは、なんといってもラスト設計の秀逸さに注目したいところです。
こちらは靴のセンターラインを他のものよりインサイドに設定し、ヒールカップは踵を捕まえるように小ぶりに作る、だけではなく外側にも捻っています。こうすることで人間工学的にもより足に沿ったホールド感を実現しています。
ボールジョイント部分は適度にゆとりをもたせており、比較的万人の足に合わせやすくなっております。当店ではスタッフのイチオシモデルということもあり、入荷から旅立つのが早いモデルです。
他にもこだわりポイントは多くありますが、このあたりは動画にてご確認頂いたほうがよりわかりやすいかと思います。是非ご覧頂ければと思います。
その他入荷アイテムは、オールデンから定番の990や1340C、珍しいところではメルミンのUチップコードバン、ジョンロブの茶箱期の名作オスナー。トリッカーズからボーイズマーケット別注のチャッカブーツなどなど計19足を掲載予定です。
中古革靴業界初の試みとなる、youtube動画説明を付けております。
接客されている気分で高画質画像と革靴接客動画をご覧いただきながらご検討いただければ幸いです。
トリッカーズのドミニクショートモンキーなど入荷しました。先行で動画公開中です!
いつもご覧頂きありがとうございます、ラスタイルです。今週の白眉は現存する最古の英国シューズブランド、トリッカーズよりひと味変わったお品物をご紹介です。
トリッカーズといえばモールトンやストウ、バートンなどのウイングチップが施されたカントリーブーツ/シューズがアイコン的な存在として名を馳せています。
それらに影を潜めがちですが、つま先近くまで羽根で覆われたモンキーブーツもコアな人気を誇るアイテムです。
チェコスロバキア軍のブーツが発祥とされるこのデザインは同ブランドのモールトン・ストウ等と比べてもややスポーティな印象です。
モンキーブーツは、レッドウィングでは別名ラインマンとも名がつけられています。
その優れたフィット感から電線工達にも愛され、高所作業をしながら電柱から電柱をかける様がサルに見えたことが由来とされています(※諸説あり)
ホールド性に優れたモンキーブーツですがやはり紐穴の数が多いブーツということで少し脱ぎ履きがやや面倒に感じられます。
それでもこの爪先からシューレースを覗かせる姿というのは他のレースアップシューズとは一線を画すデザイン。
そんなモンキーブーツの魅力そのままに、ローカットにしたショートモンキーのドミニクはスニーカーライク使いやすさになっています。
今回はロフトマン別注となっておりハトメを含めてアッパー、ソール全てブラックに統一されています。
実はこう見えてアンラインド仕様となっており、軽量なガムライトソールと相まって軽快な履き心地です。普段の重厚なは着心地のトリッカーズを想像するとほぼ真逆というような印象かもしれません。
一度トリッカーズは手に入れてみたものの疲れるな、と思った方も再度トライしていただきたいお品となっています。
もう一つ紹介する動画では、同じくトリッカーズから定番のプレーントゥ、ウッドストックをご紹介。
今回入荷のお品はトレーディングポスト35周年を記念してリリースされた別注品。その別注ポイントは、トリッカーズよりも更に創業は老舗となるタンナー、ピタード社の「クルーザー」という革を使用していることが挙げられます。
ピタード社は、乗馬を初めとしたスポーツ用品や軍用、アイスクライミングなど非常に過酷な状況にて使うレザーアイテムにも使われており、耐久面でも信頼を勝ち得ています。
知名度としては手袋で有名なデンツでも採用されており、頑丈なだけでなくラグジュアリー感も大切にしています。
今回のトリッカーズに採用されているピタード社のクルーザーといいう革は、馬具にも使用されるベジタブルタンニンレザーになります。
シュリンク加工によるとみられる、凹凸感は型押し加工とは異なり、個体によって表面出方が異なります。
今回の個体はひとつひとつの粒感が細かいような感じでクロケット&ジョーンズの一部モデルに採用されるペブルグレインレザーのような質感に近いかと思います。
オイルも染み込ませている事から足当たりも良好。ハーフラバーを貼ればちょっとした雨天は気にせず履ける様になるかと思います。
ものとしては今後入手が困難なアニバーサリーモデルですので、是非サイズが合いそうな方はお早めにご検討下さい。
その他入荷アイテムは、エドワードグリーンよりキャンバスとスエードのコンビシューズや、オールデンから外鳩目のUチップコードバンのN8603、ジョンロブからトリプルバックルブーツのハウエルなど珍しいお品から定番アイテムまで計19足を掲載予定です。
在庫のあります広島店はもちろん、ご予約頂ければ東京青山店もお取り寄せしてご試着も可能となっております。
関東圏にお住まいの方はこちらのラスタイル青山店 商品試着予約フォームよりご予約も可能ですのでご活用下さいませ。
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