オールデンについて

オールデン タンカーブーツ についてのお話

今回はタンカーブーツのお話を。

オールデンの中でもとりわけ人気のタンカーブーツ。そんなタンカーブーツの誕生は1995年、意外と最近です。

誕生の元にはタンカーブーツに採用されている379Xラスト、このミリタリーラストが誕生に大きく関わります。

 

遡ること1900年初頭、それまでアメリカ軍の歩兵用靴の履き心地は悪く、兵士からも評判はイマイチ。そこで当時陸軍学校の教授であったマンソン博士が4年をかけて2000人もの兵士の足型を測り作り出したラスト(マンソン・アーミー・ラスト)を開発。この木型を元に製作された靴は履き心地がいいと好評で、第二次世界大戦後に至るまで全てのアメリカ陸軍靴(U.S.ARMY SHOES)に適用されました。

オールデンのミリタリーラストは第二次世界大戦中の1940年代、前述のマンソン・アーミー・ラストを元に開発されました。ミリタリーラストの靴はアメリカ陸軍だけでなく、海軍、将校にドレスユニフォーム用として支給。

第二次世界対戦後もしばらくボーイズ用に小さいサイズのみ生産はされましたが、1980年代には廃盤となり倉庫行きに。忘れ去られそうになっていた90年代にオールデンの倉庫からミリタリーラストが発見されたことと、日本の総代理店ラコタハウスの強い要望で1994年にミリタリーラストは日本限定で復活を遂げます。(倉庫で見つかったから要望したのか、要望した結果倉庫から探し出したのかその前後の因果関係は不明。)

復活したミリタリーラストを元にもっとアメリカらしい靴を作りたいというラコタハウスからの企画により、翌年の1995年タンカーブーツが誕生。すなわちタンカーブーツは日本起源なんですね。この2社の信頼関係から発売して暫くはミリタリーラスト、タンカーブーツはラコタハウス専売といった形でした。

敵国であった靴が時代を超えて日本の専売品になっていた...!という遡ればそんな時代背景も見えてくる興味深い靴です。

 

前述したとおりもっとアメリカらしい靴、というのはブーツという丈にしたのはもちろん、ノルウィージャンスプリットトゥのことを主に指します。これこそタンカーブーツの代名詞的な存在です。

ノルウィージャンスプリットトゥとは甲からつま先にかけてY字型に伏せ縫いが施されている仕上げ方です。

伏せ縫いの部分が少し隆起しておりこれが靴全体にボリューム感を出しつつ、高級感を与えます。ライニングまで縫われていないのでステッチが足に当たるという感覚がないこともメリットです。しかしながら、この縫い方は機械では不可能。つまり手作業で行われており、とても手間のかかる仕上げ方なのです。伏せ縫いが行える職人も数少なく、1日当たり10足程しか出来ないそうです。

今回はそんな希少性の高いノルウィージャンスプリットトゥと同じく希少性の高いシガーコードバンという幻の組み合せが実現した45402Hをセール販売しております。

オールデン 45402 H タンカーブーツ シガーコードバン サイズ8D

レアカラーの中でも落ち着いた色見ですのでコーデにも合わせやすいかと思います。

鳩目のリン銅が酸化し、緑っぽくなっておりコントラスト効いたエイジングがまたなんとも渋い...

タンカー×レアカラー×ゴールデンサイズなんて一度逃すと基本的に長ーい期間姿を見せません!

是非この機会にタンカーブーツ、レアカラー挑戦してみてはいかがでしょか。

 

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