エドワードグリーンについて

マッキントッシュ エドワードグリーン製 パンチドキャップトゥ についてのお話

今回ご紹介するのは皆様の想像するエドワードグリーンらしくない一足です。

エドワードグリーンと同じ英国の老舗ブランドマッキントッシュから発売された外羽根のパンチドキャップトゥ。

マッキントッシュエドワードグリーン製パンチドキャップトゥ

こちらはマッキントッシュでもハイエンドラインとしてリリースされた一品です。このライン、日本でもごく少量の生産だったようで、特にこちらのブラックは人気だったようです。マッキントッシュの公式ではエドワードグリーン製という明記はありませんが、以下の箇所を見ると判別はつきます。

マッキントッシュエドワードグリーン製パンチドキャップトゥ小窓

まず特徴的なのがこの小窓。普段ですとこの中にサイズ、ラストが記入されております。今回サイズ、ラストは何処へいったのかというと...

マッキントッシュエドワードグリーン製パンチドキャップトゥサイズラスト表記

タン裏にありました。癖のあるこの字体は確か工房にいる一人のおばさまが書いていたという記憶があります。ちなみに旧工場の古いものだと小窓がなく文字の癖も変わります。旧工場を買収したジョンロブと字体が近い感じですね。

エドワードグリーン判別字体

旧工場EG

エドワードグリーン旧工場判別字体ジョンロブ

ジョンロブパリ

話を戻しましましょう。判別理由としてあとはトップリフトの化粧釘でしょうか。

マッキントッシュエドワードグリーン製パンチドキャップトゥ化粧釘

この化粧釘の3本打ちもエドワードグリーン製によく見られる特徴の一つですね。更に細かな箇所で判別するのであれば「MADE IN ENG(LAND)」の刻印とトップリフトの間にやや湾曲している模様です。これは「飾り車」という工具で模様をつけていくのですが、この模様や入れ方の癖があります。日本では工具を制作していたお店が現在壊滅状態である故、靴制作、または修理の職人さんではこの工具を集めてコレクションされてる方もおられます。

やはりエドワードグリーンといえばシングルソールで内羽根の靴か、スキンステッチのドーバーという華奢でエレガントなイメージですが今回の商品はダブルソールで外羽根、それに外鳩目というカントリーなこの仕様をみて一瞬でエドワードグリーンと言い当てれる方はごく少数でしょう。しかしながら、他のカントリーシューズと一線を画す佇まいがあります。それはなぜか...

まずは202ラストより甲とつま先にかけて若干シャープにした64ラストの採用にあります。

マッキントッシュエドワードグリーン製パンチドキャップトゥ64ラスト

本来なら細く見えますが360°のストームウェルト、ダブルソール、外鳩目という屈強3点セットの採用によりボリューム感を出しているのであって、実際履くと案外スマートに履けてしまいます。

マッキントッシュエドワードグリーン製パンチドキャップトゥヒールカップ

後ろから見るとエドワードグリーンらしく、ヒートカップが小ぶりで立体的に釣り込まれていますね。

次にブローキングです。

この飾りの箇所の間隔が広かったり、パンチングを大きくするとトリッカーズを代表とするカントリーシューズのようによりカジュアルダウンした印象になります。

マッキントッシュエドワードグリーン製パンチドキャップトゥブローキング

今回の商品はカドガンやバークレー等エドワードグリーンの内羽根シングルソールと変わらないブローキングの間隔と大きさです。この控えめなブローキングによりやや華やかさを出しつつもドレス感をまとっています。

最後に挙げるとすればやはり革の上質さでしょうか。キメの細かいボックスカーフでアッパーを成型しておりますので地から湧いてくるような上質な輝きがあります。

このドレスすぎずカジュアルすぎない塩梅に仕上げることによりオンオフ問わず、気軽にどこへでも履いていこうとおもえるデイリーユースなエドワードグリーンになっております。ハ−フラバーの中でもタフな#vibram2340を貼られている点においても前所有者様も同様デイリーユースに履こうとされいたご意向が伺えます。

今回そんなレアな別注がかった一足をお求めやすい価格に見直して販売致しました。

マッキントッシュエドワードグリーン製パンチドキャップトゥサイズ7.5E

マッキントッシュ エドワードグリーン製 パンチドキャップトゥ サイズ7.5E

このミントコンディションでこのお値段は相当お買い得かと思います。気になる方はお早めに...

サイズご不安でしたら店頭にもご用意致しておりますのでお気軽にお越しくださいませ。

エドワードグリーンについて

エドワードグリーン トップドロワーについてのお話

エドワードグリーンの中でも最上級のラインとされているモデル「トップドロワー」。

ライニングの表記から「TD」とも呼ばれています。

エドワードグリーンントップドロワーライニング表記TD

トップドロワーとは、一言でいえば通常のパターンオーダーでは注文出来ないものができる、さらにプレミアムなパターンオーダーという表現をすればよいでしょうか。

このトップドロワーは本国イギリス工房で、少数精鋭の熟練の職人によって製作されおります。まさにエドワードグリーンが最高の技術をかけて意匠されたモデル。その作りはビスポークを彷彿とさせるような美しい仕上がりのオンパレードです。トップドロワー(top drower) というネーミングも恐らく、その熟練の職人たちを指しているものではないかと思われます。

 

トップドロワーしかない、しか出来ない仕様はいくつかあります。

代表と言えるのがこの半カラスのVエッジ+ベベルドウェスト仕様(通称TD仕様)

通常モデルと比較しますとその違いは明らかです。

エドワードグリーンントップドロワー通常ライン比較サイド

エドワードグリーンントップドロワー通常ライン比較ソール

通常

 

エドワードグリーンントップドロワーTD比較サイド

エドワードグリーンントップドロワーTD比較ソール

TD

トップドロワー仕様のほうが絞り込まれたような印象を与えています。

それと要望によっては、イニシャルで釘打ちもしてくれます。

 

アッパーの切り返し部分にも注目。

エドワードグリーンントップドロワー通常ライン比較切り返し

通常

通常モデルも十分丁寧ではありますが、曲線に入る部分は若干切り返しから離れてステッチが入ってるように見受けられます。

エドワードグリーンントップドロワーTD比較切り返し

TD

ステッチが切り返しのキワキワまで攻めこまれていますね。尚且つすべて均等に!

普通ならここまで攻めると切り返し部分からステッチが落ちたり革がよくないと裂けたりしてしまいます。

黒は特別にワインハイマーのボックスカーフが使用されています。その革のきめの細かさ、丈夫さを最大限に表現した攻めこみといってもいいでしょう。

黒以外は通常の革と変わらないとのことですが、恐らく通常よりも良い部位が使用されてる可能性が大いに考えられます。

(是非茶色のトップドロワーも見てみたいものです...)

次にヒールを見てみましょう

エドワードグリーンントップドロワー比較ヒール

大体通常モデルよりも5mm程高く設定されています。少しの違いですがエレガントに見える要因の一つですね。

ヒールの切り返しも比較すると

エドワードグリーンントップドロワー比較ヒール切り返し

通常モデルですは切り返しからステッチまでの幅が左2mm右3mm。(ズレ1mm)

トップドロワーだと切り返しからステッチまでの幅が左2mm右2mm(ズレ無し)

通常も決して悪くないのです。通常この誤差は丁寧と言えますが、トップドロワーが凄すぎるぐらい精密なんです。

 

有り難い事にシューツリーも付属しています。

エドワードグリーンントップドロワー808ラスト木型

専用ラストですのでくびれ、立体感がよくわかります。

特にこの808ラストは攻め具合いは素晴らしいですね。立ち上がりのうねり、ふまずのそぎ落とし、ヒールの小ささの立体感をみるに個人的にはエドワードグリーン最高峰の木型だと思います。

当時負債まみれのエドワードグリーンを救ったデザイナー、 ジョン・フルスティック氏がポルシェ911から発想を得てこの木型を開発したという話は有名です。いつか808ラストでポルシェ911を運転してみたいものですね。。

 

この808ラスト、数年前まではトップドロワー専用の木型とされていましたが、現在では既成ラインにも登場しています。トップドロワー自体も昨年伊勢丹さんが別注で1つ既成モデルをリリースしていますね。その他トップドロワーは時期によってはステッチが途中から2重から1重になったり、切り返しのデザインが少し違ったりしますが、一番違うのは値段でしょうか(笑) 身も蓋もない違いでスミマセン...

10年前であれば30万以下でオーダー出来ましたが、今はお値段が50万を超えるようです...先ほどの既成ラインも48万...!!

 

当店ではそんなトップドロワーモデルをお安く販売しております。

エドワードグリーンGLADSTONE【グラッドストーン】トップドロワーストレートチップ808ラスト

エドワードグリーン GLADSTONE【グラッドストーン】トップドロワー ストレートチップ 808ラスト サイズ7D

エドワードグリーンCHURCHILL【チャーチル】トップドロワーパンチドキャップトゥ808ラスト

エドワードグリーン CHURCHILL【チャーチル】トップドロワー パンチドキャップトゥ 808ラスト サイズ7D

 

エドワードグリーンChelsea(チェルシー)トップドロワーストレートチップベベルドウエスト

エドワードグリーン Chelsea(チェルシー) トップドロワー ストレートチップ ベベルドウエスト サイズ7D

 

現在ある在庫サイズ表記はすべて7Dです。

足長左右平均25.2cm B〜Cウィズ相当の私の足ですと

エドワードグリーンントップドロワー808ラストサイズ感

808ラスト 7D

808ラスト7Dはジャスト、内羽根の開き10mm程度でしょうか。個人的には理想のフィッティング

 

エドワードグリーンントップドロワー82ラストサイズ感

82ラスト 7D

次に82ラスト7D。ジャストでやや内羽根が閉じきるという具合です。甲のある方は82ラストの方が良いかと思います。

 

以下私靴サイズ感でです。ご参考になれば幸いです。

Edward Green 202ラスト 6.5E(踵やや緩め内羽根閉)

Edward Green 82ラスト 6.5E(ジャスト内羽根閉)

John Lobb 7000ラスト 6.5E(踵やや緩め内羽根閉)

John Lobb 8965ラスト 6.5E(ジャスト内羽根閉)

Alden バリーラスト 7 (ジャスト内羽根開5mm)

Alden モディファイドラスト 6.5(ジャスト外羽根開10mm)

JMウエストン GOLF 6D(ジャスト外羽開5mm)

三陽山長 友ニ郎 7(踵やや緩め内羽根閉)

クレマチス銀座 既成ライン 6.5(ボールジョイントタイト目内羽根閉)

KOKON KO-N1ラスト 7(ジャスト内羽根閉)

rendo 845ラスト 7(ジャスト内羽根開10mm)

 

サイズ感が不安でしたら店頭にございますので、ご来店頂けると試着もできます。

この素晴らしきトップドロワー、是非とも購入ご検討下さい。

エドワードグリーンについて

エドワードグリーン 202ラスト

202ラストの紹介

本日は木型の紹介をしたいと思います

ラストの豊富なブランでございますがその中でもエドワードグリーンの代名詞202ラスト

英国の伝統的なシルエット

 

 

丸みを帯びた形状で甲は低く抑えられており、ウィズの細い方、甲が低い方でも

合うような設計となっております、丸みを帯びておりながら、シャープで美しい形

 

 

ヒールの高さも82ラストに比べると低い設計です

82ラストが合わない方は。ご検討いただけたらと思います

 

 

伝統的な202ラスト 前衛的な82ラスト選ぶならどっち??

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