オールデンについて

オールデン 9901 についてのお話

「ALDEN 9901」はオールデンを代表する定番の一足です。型番990とよく混合しますが。ただ違いは色というだけです。

990がバーガンディ、9901が黒ですね。色ムラやシミが気がかりであったり、オンオフでの汎用性を考えると9901になるでしょうか。

990、9901の正式名称には「CRIPPER OXFORD」と記載されております。説明が前後しますが、まず「OXFORD」は鳩目を通して紐を結ぶ靴の総称です。オックスフォードの大学生がはくことからが由来となっております。そこまで深い意味があって付けられているというわけではないようです。そして気がかりなのは「CRIPPER」という意味です。どうやらオールデンでは継ぎ目のない一枚の皮で一足を仕立てる仕様に使われる名称とのこと。

通常靴は切り返しなどは型を取り、裁断してそれをつなぎ合わせて行きますが、990、9901においては一枚革で、ミシンの縫いは基本的に型の縫い付けではなく立体感を出すための手段に過ぎないというわけです。写真で比較してみましょう

オールデン9901コードバンプレーントゥブラッククリッパーオックスフォード比較

こちらが一般的な複数枚で型を取って縫い合わせたもの。

オールデン9901コードバンプレーントゥブラッククリッパーオックスフォード比較2

そしてこちらが9901クリッパー。

写真から見ても分かる通り、クリッパーは一枚革を贅沢に使用しています。恐らくクリッパーと呼ばれるようになったのは、19世紀中ごろまで存在したクリッパー船から由来している物だと思います。このクリッパー船は大きな横帆を備えていましたので、それを一枚革となぞらえて呼び始めたのではないかと推察しています。

9901は不変の定番デザインであること、扱いやすい黒でもあることから一度購入するとずっと持っておきたくなる逸品です。そのため履き込まれることが多く、案外状態のいい物はそこまで多くありません。当店では現在履いて未使用〜数回程度と状態の良い物を取り揃えております。

オールデン9901プレーントゥコードバンサイズ6D

オールデン 9901 プレーントゥ コードバン サイズ6D

前述で紹介した9901。こちらは使用1~2回程度の極上品。このあたりのサイズはあまり見かけませんね。

 

オールデン95311ミリタリーラストプレーントゥコードバンWILDLIFETAILOR別注アダムエロペサイズ6.5D

オールデン 95311 ミリタリーラスト プレーントゥ コードバン WILD LIFE TAILOR 別注 アダムエロペ サイズ6.5D

9901はバリーラストですがこちらはミリタリーラスト。甲が低めに設定されているので甲がある方はバリーラストよりハーフアップを推奨しています。ミリタリーラストのプレーントゥコードバンはなかなか希少です。使用数回程度

 

オールデン9909プレーントゥブラックカーフバリーラストbeamsplus別注サイズ6.5D

オールデン 9909 プレーントゥ ブラック カーフ バリーラスト beams plus 別注 サイズ6.5D

こちらは外鳩目仕様で9901よりも輪郭がくっきりとした印象になっております。カーフですのでコードバンの手入れが面倒、雨でもあまり気にせず履きたいという方にはこちらがオススメです。試し履きのみの未使用品。

サイズ感が不安でしたら店頭にございますので、ご来店頂けると試着もできます。 是非ともご検討下さいませ。

オールデンについて

タッセルローファーについてのお話

これからの時期に活躍するローファー。中でもとりわけ形式上(※日米国に限る)ビジネスでもOKなタッセルローファーは汎用性が高いと言えるでしょう。

タッセルローファー

タッセルローファーというものはタッセル=房飾りのついたローファーの事を指します。そのタッセルローファーの起源はオールデンとされています。厳密にいえばハリウッド俳優のポール・ルーカス氏がきっかけ。同氏はイギリス国王のエドワード8世が履いていたタッセル紐靴に憧れ、行きつけのNYの製靴店に依頼。しかしそこで作って貰ったはいいもの、足に合わず。結果、デザイン性を損なわず履きやすくしてほしいとその出来上がったタッセル紐靴の片足を別のNYの製靴店に、もう片足をLAの製靴店に依頼。依頼した店舗は偶然どちらもオールデンへ受注。その内の片方は別のデザインが起こされて製作されました。これが現在のタッセルモカシンだそうです。

タッセルローファーが一般に認知され始めたのはそれから約10年後の1957年。アメリカの老舗ブランド「ブルックスブラザーズ」が踵に飾り縫いをしたタッセルローファーを別注。これが東海岸の学生に、いわゆるアイビーリーガーの間で大流行。以来オールデンは一躍知名度が向上。以来今日に至るまでブルックス別注のタッセルローファーが生産され続けています。

タッセルローファーアイビーオールデンブルックスブラザーズ

その当時のアイビーリーガーが社会人となり、エリートビジネスマンや弁護士となってもスーツの足元にタッセルローファーが愛用したことから「弁護士の靴」とも呼ばれたりもしています。

 

オールデンのペニーローファーは「VANラスト」の展開が多いですが、タッセルローファーは全体的に幅の細身な「アバディーンラスト」が採用されています。

オールデンバンラストアバディーンラスト比較踏サイド

オールデンバンラストアバディーンラスト比較ソール

上:VANラスト

下:アバディーンラスト

タッセルローファー前述の通りビジネスシーンでも活躍できる一足ですのでドレッシーな印象を与える細身のラストが採用されたのだと思われます。

ちなみにアバディーンラストの「アバディーン」はスコットランドの北東部都市の名前が由来。厳密に言えばこのアバディーンにある世界で6番目に古い<ロイヤルアバディーンゴルフクラブ>というゴルフ場が由来とみています。なぜゴルフ場が由来か推測できるかといいますと、「FOOT-JOY」というメーカーが関係してきます。

FOOT-JOYはあのタイガー・ウッズやアダム・スコットも愛用し、米PGAツアー等で圧倒的なシェア率を誇る米ゴルフシューズメーカーです。ゴルフショップや百貨店にも数多く取扱いがある故、まさに履いていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。実はこのFOOT-JOYの創業家とオールデンの経営を長年指揮しているターロウ家は血縁関係なのです。現在FOOT-JOYはドレスシューズの生産をしていませんが、半世紀前以上前からオールデンと近所の工場を構えており、そこでドレスシューズを生産されていたとのことです。

FOOT-JOYのが過去に生産した商品を見て行きますと、細身のタッセルローファーが数多く拝見されます。まさにアバディーンラストのタッセルローファーそっくりです。時は経ち、約20年前のこと。FOOT-JOYはドレスシューズ寄りのゴルフシューズの生産をやめる際、使用していた旧式の機械などをオールデンが引き継いだそうです。

この話からしてもアバディーンの意味、由来はスコットランドの名門ゴルフ場から取ったものとみて間違いないと思います。

ゴルフが大好きな方はロイヤルアバディーンゴルフクラブに思いを馳せながら履くというのもいいと思いますし、これから夏に向けて軽快な足元を演出したい方にもとってもオススメです!

オールデンタッセルローファーコードバン3775

オールデン タッセルローファー コードバン 3775 サイズ8D

 

オールデン663タッセルローファー

オールデン 663 タッセルローファー バーガンディ カーフ サイズ10D

 

アバディーンラストでもちょっと踵が抜けてしまうという方にはこちらがオススメ

ルミナタッセルローファー

カルミナ タッセルローファー サイズ8.5

このカルミナのローファー幅はある程度とっていますが、紐で抑えが効かない分甲周りの高さを低めに設定し、踵周りも小ぶりにすることでローファーやスリッポンでありがちな踵抜けがしにくくなっています。こちらは恐らく 「UETAM last」 だと思われます。

 

他にも当店には魅力的な商品が沢山ございます。

これからも可能な限り販売ブログでご紹介していきたいと思っております。

店頭でも販売していますので、お近くに寄られる際はぜひお越しくださいませ。

オールデンについて

オールデン タンカーブーツ についてのお話

今回はタンカーブーツのお話を。

オールデンの中でもとりわけ人気のタンカーブーツ。そんなタンカーブーツの誕生は1995年、意外と最近です。

誕生の元にはタンカーブーツに採用されている379Xラスト、このミリタリーラストが誕生に大きく関わります。

 

遡ること1900年初頭、それまでアメリカ軍の歩兵用靴の履き心地は悪く、兵士からも評判はイマイチ。そこで当時陸軍学校の教授であったマンソン博士が4年をかけて2000人もの兵士の足型を測り作り出したラスト(マンソン・アーミー・ラスト)を開発。この木型を元に製作された靴は履き心地がいいと好評で、第二次世界大戦後に至るまで全てのアメリカ陸軍靴(U.S.ARMY SHOES)に適用されました。

オールデンのミリタリーラストは第二次世界大戦中の1940年代、前述のマンソン・アーミー・ラストを元に開発されました。ミリタリーラストの靴はアメリカ陸軍だけでなく、海軍、将校にドレスユニフォーム用として支給。

第二次世界対戦後もしばらくボーイズ用に小さいサイズのみ生産はされましたが、1980年代には廃盤となり倉庫行きに。忘れ去られそうになっていた90年代にオールデンの倉庫からミリタリーラストが発見されたことと、日本の総代理店ラコタハウスの強い要望で1994年にミリタリーラストは日本限定で復活を遂げます。(倉庫で見つかったから要望したのか、要望した結果倉庫から探し出したのかその前後の因果関係は不明。)

復活したミリタリーラストを元にもっとアメリカらしい靴を作りたいというラコタハウスからの企画により、翌年の1995年タンカーブーツが誕生。すなわちタンカーブーツは日本起源なんですね。この2社の信頼関係から発売して暫くはミリタリーラスト、タンカーブーツはラコタハウス専売といった形でした。

敵国であった靴が時代を超えて日本の専売品になっていた...!という遡ればそんな時代背景も見えてくる興味深い靴です。

 

前述したとおりもっとアメリカらしい靴、というのはブーツという丈にしたのはもちろん、ノルウィージャンスプリットトゥのことを主に指します。これこそタンカーブーツの代名詞的な存在です。

ノルウィージャンスプリットトゥとは甲からつま先にかけてY字型に伏せ縫いが施されている仕上げ方です。

伏せ縫いの部分が少し隆起しておりこれが靴全体にボリューム感を出しつつ、高級感を与えます。ライニングまで縫われていないのでステッチが足に当たるという感覚がないこともメリットです。しかしながら、この縫い方は機械では不可能。つまり手作業で行われており、とても手間のかかる仕上げ方なのです。伏せ縫いが行える職人も数少なく、1日当たり10足程しか出来ないそうです。

今回はそんな希少性の高いノルウィージャンスプリットトゥと同じく希少性の高いシガーコードバンという幻の組み合せが実現した45402Hをセール販売しております。

オールデン 45402 H タンカーブーツ シガーコードバン サイズ8D

レアカラーの中でも落ち着いた色見ですのでコーデにも合わせやすいかと思います。

鳩目のリン銅が酸化し、緑っぽくなっておりコントラスト効いたエイジングがまたなんとも渋い...

タンカー×レアカラー×ゴールデンサイズなんて一度逃すと基本的に長ーい期間姿を見せません!

是非この機会にタンカーブーツ、レアカラー挑戦してみてはいかがでしょか。

 

オールデンについて

オールデン キッドスキン のインプレッションを頂きました

先日お買い上げ頂きました。

オールデン キャップトゥブーツ 86003H キッドスキン

再度ご来店頂きインプレッションを頂きました!!
パラブーツなど沢山の靴をお持ちのS様ですが
モディファイドラストはお初という事でお買い上げ頂きました!
出張も多く、立ち仕事が多い中、痛みもなく、はじめてのサイズの合っている
フィット感を味合われたようで、完璧とのお喜びの声を頂きました!!
お仕事際は、BLACKの細身のパンツで合わせられ、お休みの日は、太めのベイカーパンツで
合わせてらっしゃるようです。合わせやすいとの声を頂きました!
私も出張時のお供は、モディファイドラスト愛用者ですが
一度味わうと、足のフィット感、土踏まずのアーチを支え持ち上げるような心地良さ
を実感していただけます。
長時間の列車、長距離の徒歩移動、立ち仕事などによる足の浮腫によるうっ血感は、かなり軽減され

不安を取り除き、更に更に楽しんでいただけると思います。

お買い上げ頂き誠にありがとうございました!

 

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